私の2023年1月時点の雪山登山用ウェアを紹介します。
山域や積雪状況、予想気温によって、取捨選択して携行します。広義の「身に付ける」装備として、サングラス、ロングスパッツ、登山靴、アイゼンを含めました。
上半身
THE NORTH FACE / ロングスリーブホットジップアップ
素材の内訳はポリエステル79%、ポリプロピレン18%、ポリウレタン3%となっています。肌面に水を含まないポリプロピレンを配しているのがポイントです。Finetrackが提唱するドライレイヤーの役割をある程度果たしてくれることを期待しています。
私個人はTHE NORTH FACEのウェアのサイズ感が合います。このロングスリーブは身体のラインに密着し、かと言って締め付け感がないピッタリサイズです。
mont-bell / ライトシェルパーカ
表面はツルスベで撥水性が高く、裏面は薄手のフリースになっている珍しい商品。ソフトシェル的な使い方ができます。樹林帯で粉雪が舞っていたり、木に積もった雪が落ちてきてもしっかり受け流してくれます。稜線でも風が弱ければこれで十分通用します。
MILLET / ブリーズバリヤー トイ アルファ ダイレクトジャケット
前出のライトシェルパーカで不満に思っていた点を解消した製品です。
mont-bell / U.L.サーマラップ ジャケット
前出のライトシェルパーカと似た使い方を想定して買いました。ミドルレイヤーとしてもアウターとしても使えます。フード付きを買わなかったことを後悔しています。
MOUNTAIN HARDWEAR / コアストラータ アルパインフーディ
アクティブインサレーション(動的保温着)。両胸ポケット、両腰ポケットで収納力が高い。
Marmot / トランスダウンジャケット
テント泊で保温力が欲しいときに携行します。生地が20デニールと薄く、830フィルパワーダウンなので、ザックの片隅にコンパクトに押し込むことができます。渋いワインレッドと黒のツートンカラーが気に入っています。胸ポケットがあるのがうれしい。現行モデルは胸ポケットがなくなってしまいました。
Marmot / ザイオンジャケット
先進の防水透湿素材ネオシェルを採用したアウター。両脇のポケットは500mlサイズの魔法瓶が余裕で入るほど大きい。胸ポケット、内ポケット、肩ポケット、そしてピットジップが付いています。裏地は薄手のポーラテックフリース。ここまで全部入りのアウターはなかなか見つかりません。
下半身
mont-bell / スーパーメリノウール L.W. トランクス
ウールのアンダーウェアは苦手ですが、トランクスだけメリノウール製です。
野郎がはき古したトランクスの写真なんか誰も見たくないと思うので自粛します。(笑)
phenix / Transfer Trunks
Marmot / ピークアップウォームパンツ
起毛地が裏にパンチングされているタイプなので足上げがしやすいです。
Marmot / インヴィシブル パンツ
春秋向き。ゆったりしたシルエットなので、なかに厚手のアンダーウェアを着ても圧迫感がありません。
THE NORTH FACE / エクスペディション ホット トラウザーズ
極厚ですが伸縮性が高くて動きやすい。コンシールファスナーによる前開きあり。下着っぽくないので、ぎりぎりこれで出歩くことができそう。
NANGA / ポータブル ダウン パンツ
2012年9月購入。テント泊での就寝用です。無雪期でも薄手のシュラフとペアで持っていくことがあります。
Marmot / インテグラルパンツ
レインウェアですが、表面がツルテカではないので雪の上で滑りにくそうです。初冬や残雪期ならこれで十分通用します。
FINETRACK / アルマパンツ
伸縮性が高く、足上げがしやすいです。サイドファスナーでフルオープンできます。
頭部
mont-bell / ノースポールキャップ
私の中では雪山用帽子として暫定1位の商品です。ツバが3箇所のホックで着脱できるのが素晴らしい。名前は「ノースポール(北極点)」ですが、それほど大げさではなく毛足は短いです。
mont-bell / ネオプレン フェイスバラクラバ
鼻と口の部分がネオプレン製の立体裁断になっています。
キャッツアイ仕様
目出し部分を大きく開いてもこめかみ部にすき間を作らず、しっかりカバーします。
この仕様のため、顔全体を出そうとするとやや狭いです。(私の顔が大きいだけか)
phenix / バラクラバ
顔全体を出せるタイプです。口元が密着しているほうが呼気が吹き上げにくく、ゴーグルやサングラスが曇りにくい気がします。
THE NORTH FACE / カプッチョリッド
山へのアプローチ、樹林帯下部、就寝中はニットキャップだけのことが多いです。
Yamamoto Kogaku / 保護めがね
UVEXの「ゴーグラス」をもっと軽量化したくて2022年に一軍入りさせました。
uvex / ゴーグラス
風雪のなかで正面を向いて歩く分には準ゴーグルとして申し分ありません。ただし、岩場を後ろ向きに降りているとき、顔が思い切り下向きになるとバラクラバがたわみ、隙間から吹き上げた呼気で曇ることがありました。
手先
mont-bell / シャミース インナーグローブ
冬場の高尾山ではいつもこれです。普段使いにも適したボリューム感です。
MAGIC MOUNTAIN / フレックスウォームグラブ
オーソドックスな厚手の化繊グローブです。
phenix / フリースグローブタッチ
厚手のフリースで手のひらを合成皮革で補強されています。スクリーンタッチ対応。穏やかな雪稜歩きならこれだけでOK。
mont-bell / トリガーフィンガーオーバーミトン
スタンダード中のスタンダード。ラッセルを想定した肘までの長さ。保温性を確保しつつ、ピッケルを握りやすい3本指です。
ショーワグローブ / TEMRES 02winter
気温-10℃、風速10mくらいまではこれで通用します。
足回り
FITS / Expedition Boot
カカトの立体裁断のおかげでズレにくいとされています。昔は中厚手のソックスを2枚重ねで履きましたが、雪山復帰後はこれを1枚で履いています。
mont-bell / ダウンフットウォーマー
就寝時、足先がソックス1枚だけだと寒いので購入した贅沢品?です。現行モデルは足首に隙間ができないように履き口にストレッチ地が突き出しています。
mont-bell / GORE-TEXアルパインスパッツ
ダブルファスナーだと着脱が素早くできます。
LOWA / チェベダーレ プロ GT
保温材が入っていない四季用です。山幸のオリジナル軽登山靴を買った今となっては「冬季専用を買っておけばよかったな」と後悔しています。
RIPEN / ブーツカバー
四季用の登山靴でもこいつを被せれば厳冬期でもある程度対応できます。
GRIVEL / エアーテック・ニュークラシック
ワンタッチ式ではありませんが、昔の2本締めと比較すると、圧倒的に着脱がラクです。
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