モンベルのU.L.サーマラップ ジャケットを買って後悔した話

モンベルのU.L.サーマラップ ジャケットの特徴

モンベルのU.L.サーマラップ ジャケットを2016年11月に購入しました。

近年、脚光を浴びている動的保温着(アクティブインサレーション)をモンベル流に実現した製品です。

最大の長所は、

  • リーズナブルな価格(1万円強)
  • 軽快さ(平均重量229g)

です。

他メーカーだと価格は2万円超え、重量は300g超え(多くは400g超え)が当たり前の世界です。大枚をはたいて意気揚々と導入したものの、重厚すぎてオーバーヒートしやすく、レイヤリングに苦労した経験はないでしょうか。

初めて動的保温着を体験する人には、モンベルのU.L.サーマラップ ジャケット(パーカ)を手に取ってみることをおすすめします。

モンベルのU.L.サーマラップ ジャケットの外観

正面

モンベルのU.L.サーマラップ ジャケット 正面

私が購入したのはブラックとグレーのツートンカラーです。

背面

モンベルのU.L.サーマラップ ジャケット 背面

襟元

モンベルのU.L.サーマラップ ジャケット 襟元

シェルはシボ加工されており、首筋が触れても冷たくありません。

胸ポケット

モンベルのU.L.サーマラップ ジャケット 胸ポケット

左胸ポケットに大きめのスマホを余裕で収納できます。登山中にカメラを起動したり、地図アプリで現在地を確認したりと、アクセスしやすい胸ポケットは必須です。街中ではウォークマンを入れています。

袖口

モンベルのU.L.サーマラップ ジャケット 袖口

袖口にはベルクロ等の調整機構はありません。前腕部の一部かストレッチフリースの切り返しとなっています。

裏側

モンベルのU.L.サーマラップ ジャケット 裏側

ドローコードで腰回りのフィット感を調整できます。ハンドポケットは本体と一体化しているため、グローブを突っ込めるようなポケットはありません。

タグ

モンベルのU.L.サーマラップ ジャケット タグ

平成28年12月より前に生産された製品なので古い洗濯表示となっています。私はいちおう洗濯ネットに入れたうえで洗濯機に放り込みます。アイロン禁止の表示がありますが、私は撥水性を回復させるためにドライヤーの熱風を当てます。

ファスナー

モンベルのU.L.サーマラップ ジャケット ファスナー

ファスナーは全てYKKのビスロンファスナーで滑らかに開閉できます。

重量

モンベルのU.L.サーマラップ ジャケット 重量

Lサイズの重量は実測で241gです。

まとめ

私は雪山でも紅葉狩りでも街でもU.L.サーマラップ ジャケットを重宝しています。街中では春と秋にこいつを羽織る機会がとても多い。モンベルストアに立ち寄るときは他のウェアを選びます(苦笑)。

雪山でいちばん外側に着る場面を想定すると、フードが欲しくなります。パーカタイプを買わなかったことを激しく後悔しています。

もう少し保温力をアップしたければ、「U.L.」を冠しない「サーマラップ パーカ」という選択肢があります。

いや、それよりも「ライトシェルパーカ」と組み合わせて、きめ細かくレイヤリングを調整するほうが賢いかもしれません。両方合わせて平均重量481g(229g+252g)と、他メーカーの重厚な動的保温着と同じくらいのボリュームです。

モンベルのライトシェルパーカはコスパ最高のソフトシェルだ
すべての登山者におすすめしたいコスパ最高のソフトシェル、モンベルの「ライトシェルパーカ」をレビューします。ライトシェルパーカを一着持てば、夏には肌寒い朝夕の防寒着として、春と秋には行動中のアウターとして、冬にはミドルレイヤーとして、オールシーズン活躍してくれます。

2023年6月現在、U.L.サーマラップ ジャケットの気になる点を解消したアクテイブインサレーションとして、ミレーの「ブリーザー トイ アルファ ダイレクト フーディー」を利用しています。

既存のミドルレイヤーを駆逐するミレー「ブリーズバリヤー トイ アルファ ダイレクト ジャケット」レビュー
「アクティブインサレーション」のなかで特殊な位置を占めています。素肌に直接羽織って気持ちが良い「フリース」であり、ポケットが豊富で防雪・防風・撥水性能を備えた「ソフトシェル」でもあります。実に汎用性が高く、私は登山に普通の「フリース」を携行しなくなりました。

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