マウンテンハードウェアのコアストラータ アルパインフーディ

「動的保温着」、またの名を「アクティブインサレーション」。

最近はずっとモンベルの「ライトシェルパーカ」を起用していました。とても優れた製品ですが、胸ポケットが1つしかありません。1つあるだけでも便利なのですが、登山に携行する電子機器が増えた昨今、両胸に2つ欲しくなります。コンパクトデジタルカメラとか、スマートフォンとか、モバイルバッテリーとか、ウォークマンとか、いっしょくたに突っ込むと互いに傷つけ合いますし、片側がやけにボテッと重くなります。両胸に均等荷重したい。

胸ポケットは電子機器の特等席

ノースフェイスの「WPB ベントリックス フーディ」も検討しましたが、最終的にはポケットが豊富なマウンテンハードウェアの「コアストラータ アルパインフーディ」に決定しました。

コアストラータ アルパインフーディの特徴

外観

全体像

コアストラータ アルパインフーディ:全体像

商品タグ

コアストラータ アルパインフーディ:商品タグ

部位 素材
ボディ 15Dリップストップ(ナイロン100%)メカニカルストレッチ(ナイロン89%、ポリウレタン11%)
インサレーション プリマロフトゴールド60g/m2(ポリエステル100%)

公式サイトの紹介ページでは明示されていませんが、上半分がプリマロフトゴールド、下半分がプリマロフトゴールドアクティブ(ストレッチ性が高い)となっているようです。

フード内側

コアストラータ アルパインフーディ:フード内側

フード内側には調整コードのスリーブが見えています。

フード外側

コアストラータ アルパインフーディ:フード外側

フード外側の後頭部に調整コードの端が見えています。

コアストラータ アルパインフーディ:フードの調整コード

フードの調整コードのクローズアップです。

フロントファスナー上部

コアストラータ アルパインフーディ:フロントファスナー上部

フロントファスナーのジッパーガレージは左右からおおいかぶさる形状です。

両胸ポケットのファスナー

コアストラータ アルパインフーディ:両胸ポケットのファスナー

腰ポケットのファスナー

コアストラータ アルパインフーディ:腰ポケットのファスナー

腰ポケットの底は裾から5センチくらい高い位置にあります。

袖口

コアストラータ アルパインフーディ:袖口

袖はやや長めで、袖口はゴムのシャーリング。雪山でグローブの手首にかぶせて、雪の侵入を防ぐことができます。

右腰内側の調整コード

コアストラータ アルパインフーディ:右腰内側の調整コード

左腰内側のタグ

コアストラータ アルパインフーディ:左腰内側のタグ

右胸ポケットにコンパクトに収納可能

右胸ポケットにコンパクトに収納可能

右胸ポケットをくるりと裏返して、コンパクトに収納可能です。

重量

コアストラータ アルパインフーディ:重量

Mサイズで実測438gでした。インターネットのショッピングサイトでは「334g」と記載されています。商品型番は同じ「OM7384」なのでモデル違いではないはず。本家サイトでも「334g」となっています。なぜ違うのか不明です。

実際に着てみた

電子機器をネックストラップに吊り下げて胸ポケットに入れる

サイズ感

米国サイズなので、小さめを選択します。公式サイトには「モデル 身長:181 胸囲:95 ウエスト:78 ヒップ:94 (単位cm) 着用サイズ:M」の着用例が載っています。ショッピングサイトには身長174cmのモデルさんがSサイズを着ている写真が載っています。

私は身長175cmですが、腕が長め(肩幅が広め)で横リーチが180cmです。Mサイズを選びました。実際に着てみると、全体にやや細身で、肩幅はピッタリ。Sサイズだと窮屈に感じたにちがいありません。腕はやや長めですが、袖口をグローブにかぶせるには好都合です。

着心地

上半分の光沢のあるリップストップナイロン地がパリパリとした音を立てます。静かな場所では気になるかもしれません。

想定したよりボリュームがあります(ショッピングサイト334g→実測438g)が、汗抜け・通気性は良好でした。

夏の高山の保温着として、春秋のアウターとして、冬のミドルレイヤーとして、一年中活躍しそうです。ブラックを選択したので、通勤着としても違和感がありません。

登山用品

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