モンベルのトレールアクションパーカの残念なところ

冬場のジョギングや、低山ハイキングで羽織るために数年前に購入しました。

素晴らしいところ

モンベルのトレールアクションパーカ

インナー、ミッド、アウターいかなるレイヤーにも

フリースウェアの主な用途はミッド(中間着)ですが、アクショントレールパーカーは表面がスベスベしていて、両脇のポケットと、左胸にもポケットがあるため、とても着心地が柔らかいアウターとして着用しても違和感がありません。もちろん素肌に直接羽織ることだってできる。つまり、インナー、ミッド、アウターいかなるレイヤーにも対応できます。

暑くても寒くても

暑ければ、前面のファスナーを全開にすればよい。寒ければフードをすっぽり被ればよい。口元までしっかり覆うことができます。

しっかり山岳仕様

両脇のポケットは高めの位置に付いており、ザックのウェストベルトをしめた状態でもアクセスしやすい。

軽量な設計

フリースは厚くてかさばるのがデメリットといわれますが、トレールアクションパーカーはフルジップ、フード付き、ポケット豊富であるにもかかわらず、358gと軽量に設計されています。

リーズナブルな価格

価格はお手頃で7,200円。パタゴニアだと2万円くらいするクラスの製品です。

こうした汎用性が高く、融通無碍なウェアは一人一着もっておきたいところです。

唯一、残念なところ

トレールアクションパーカとシャミース プルオーバーの前腕の比較
前腕がスリム過ぎる。以上。

前腕はシャミース プルオーバーと比較するとかなりスリムになっています。

私はボルダリングやクライミングで鍛えたぶん一般の登山者より前腕がやや太目なのかもしれません。寒いときは特に、前腕が締め付けられて血行が阻害される気がします。

とくだん太いわけではないんですけどね。

クライマーの前腕

モンベルのウェアはどちらかというと太目のシルエットが多いのになぜこんなに前腕を絞ったのでしょうか。「アクション」のしやすさを重視して、スリムなシルエットにしたのでしょうか? いいえ。身頃のゆとりは他のフリース製品、たとえばシャミース プルオーバーとあまり変わらないのです。

トレールアクションパーカとシャミース プルオーバーの胴体の比較

冬のジョギングで、前腕は最前線で冷たい空気を受け止め、かき分けるため、いちばん冷える部位です。手袋をしていても指がかじかみます。アクショントレールパーカーを着ていると、前腕が締め付けられるため、いっそう冷えを強く感じます

冬に高尾山で稲荷山尾根を速足登山したあと、湯気をたてる身体にアクショントレイルパーカーを羽織り、胸ポケットにはウォークマンを入れて、表参道をのんびり散策モードで下りてくるとき、前腕だけがどうしても不快なのです。

そのため本格的な雪山での実戦投入は見送りました。

雪山復帰戦では、マウンテンハードウェアのマイクログリッドジャケットV2を採用した

アクショントレールパーカーとほぼ同じデザインです。相違点は以下の通りです。

  • 裏面のフリースがグリッド構造になっている。
  • 袖が長めでサムホールに親指を通して、手の甲を保温できる。
  • 両脇のポケットの位置はノーマル
  • 重め(Lサイズの実測で462gくらい)で保温性が高め

お値段は海外ブランドとしてはお手頃で、私は2016年1月にAmazonで前年モデルを10,584円で購入しました。

インナーとしてノースフェイスのロングスリーブ ホット ジップ アップを着ました。

家を出てから、帰るまでフリースを脱ぐことはありませんでした。就寝時にはフードをすっぽり被って、頭部や首周りを保温しました。ファスナーはせいぜい胸元まで開けるくらいだったので、プルオーバータイプでもいいくらいですが、両脇のポケットが貴重なのです。カメラとかスマホとか精密機器を体温で暖めるには中間着のポケットがちょうど良い。アウターのポケットだと冷え切ってしまい、いざというとき使えない懸念があります。

マウンテンハードウェアのマイクログリッドジャケットは、末永く販売してほしい商品です。V3にマイナーチェンジしたのち、現時点では日本公式サイトには見当たりません。廃番でしょうか。V4ではフロントファスナーの上端が右寄りにオフセットされて、フードをかぶったとき口元がごろつかなくなりました。ブランド名の「ハードウェア」は、登山用品とは縁遠いIT業界をもじったようで面白いと思っていましたが、定番モデルにバージョン名を入れるのも斬新ではないでしょうか。

モンベルのトレールアクションパーカーに期待する

モンベルのアクショントレールパーカーは長年継続して販売されています。2017年秋冬にはトレールアクション プルオーバー(ハーフジップ)が仲間に加わりました。このシリーズのデザインをいまさら変更するのは難しいかもしれません。

既存モデルにフード付きを追加してほしい

シャミースやクリマプラス100のシリーズに「フルジップ」「両脇ポケットと胸ポケット」「フード付き」モデルを加えてくれないものでしょうか。「クリマプラス100 アウタージャケット」にフードを付けると、アクショントレールパーカーより重くなってしまうので、やはりシャミースあたりが良いかもしれません。

いや、シャミース、クリマプラス100、クリマプラス200といった全ての厚みで、フード付きモデルをラインナップして、山域や気温に合わせて選択できるとベストです。パタゴニアのR1、R2、R3といったグレード分けと同じです。

トレールアクションパーカーライトなんていかが

あるいは、トレールアクションパーカーをやや軽量化した新モデルに登場してもらうなんてのはどうでしょうか。

  • 裏面をクリマプラスメッシュにする。
  • 前腕をノーマルな太さにする。

名付けて「トレールアクションパーカーライト」。

モンベルさん、よろしくお願いします。

変更履歴

  • 初公開(2017年9月25日)
  • マウンテンハードウェアのマイクログリッドジャケットV4について追記しました。(2017年10月10日)
  • アイキャッチ画像を追加し、写真にキャプションを焼き付けました。(2018年8月22日)
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