活動記録 残雪の白馬岳で僕の心はもう街に向かっていた 私は湿った寝袋の中でぐったりとしていた。「下山しよう。そして列車の中でゆったりと眠るのだ」明け方、最後のコーヒーのためにお湯を沸かしているとき、とうとう火が消えた。私の心はもう街に向かっていた。こうして決断を引き延ばしているのは、一抹の不甲斐なさを感じているからだ。 2022.10.28 活動記録
活動記録 モンベルのU.L.ドームシェルターで過ごした悲惨な夜 モンベルのドームシェルターはメッシュの換気口を閉じることができません。強風下では、風上側の換気口(天井付近)から粉雪が吹き込んできます。内部は雪まみれになりました。テントにもぐりこみさえすれば人心地、というテント泊の安堵感を味わうことはできませんでした。 2022.03.25 活動記録
活動記録 中部山岳の展望台、入笠山【展望編】2018年3月18日 入笠山は都心から比較的近くアクセスでき、ゴンドラで高度をかせげて、歩行時間が短くて済む、八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、北アルプスを展望できる良い山です。 2022.03.23 活動記録
活動記録 中部山岳の展望台、入笠山【登頂編】2018年3月18日 前の記事から続きます。いつものモンベルのザックをかついできました。ピッケルとしてペツル(PETZL)のガリー(GULLY)を差してきました。たぶん行動中に使うことはありません。三脚の代用です。ザックの中にはスノーシューが入っています。はたし... 2022.03.23 活動記録
活動記録 中部山岳の展望台、入笠山【アプローチ編】2018年3月18日 富士見駅前はさびれています。アルピコ交通のタクシー乗り場に行ったら、ちょうど空車がやってきました。富士見パノラマリゾートのゴンドラ山麓駅まで約10分。運賃は1,500円でした。ゴンドラは登山者料金が「ゴンドラ往復=1,650円」です。 2022.03.23 活動記録
活動記録 厳冬期の阿弥陀岳北稜をソロで登る【登頂編】2018年1月21日 寒くてよく眠れないまま朝を迎えました。カップ麺をかきこみ、行動用の飲み物を作りました。普通のボトルにホットレモンを0.5リットル、テルモスにお湯を0.5リットル。ホットレモンはジャケットの胸ポケットに入れ、行動中に立ったままちびちび飲みました。 2022.03.16 活動記録
活動記録 厳冬期の阿弥陀岳北稜をソロで登る【入山編】2018年1月20日 休日と天候が噛み合わず、なかなか泊まりで遠出できませんでした。厳冬期の三千メートル級で登山指数「A」を望んでいたら、いつまでも登山に出かけられません。だいたい「D」か「E」で推移し、たまに「C」が出現します。 2022.03.16 活動記録
活動記録 最果ての忘れ物~残雪の利尻山【リゾート編】2018年4月20日~21日 貧乏学生の頃、山から下りたあと観光地を訪ねることを「リゾート(resort)」と呼びました。資金が乏しいため、できることは限られています。ホテルや旅館やペンションに泊まるわけではなく、相も変わらずテントに泊まり、余った行動食で食いつなぎながら、景勝地に足を延ばしました。 2022.02.24 活動記録
活動記録 最果ての忘れ物~残雪の利尻山【下山編】2018年4月19日 この日の登頂者は私を含めて4人。ほかのお三方はスノーボードやスキーを駆使して、とっくに下山したはずです。いま利尻山で雲海の上にいるのは私ひとり。最果ての絶頂で、孤立無援、無防備。この非日常的な感覚をしばらく味わいました。 2022.02.24 活動記録
活動記録 最果ての忘れ物~残雪の利尻山【登頂編】2018年4月19日 東稜の難所が気にかかるせいか寝付かれませんでした。ほとんど寝た気がしないうちに窓の外が明るくなりました。5時半に車で迎えに来てもらい、6時前にはヤムナイ川を横断する地点に到着する計画です。すでに作戦ミスしている感があります。 2022.02.24 活動記録