クライミング・テクノロジー社のピッケル、アルパインツアーを購入しました。
同時に購入したスピッツェカバーについて気になる点があったので、それを解消する方法を考えました。
スピッツェカバーにもやもやする
スピッツェカバー(ブラックダイヤモンド社のスパイクプロテクター)を装着しました。
この商品に限ったことではありませんが、スピッツェカバーは引っ張ると簡単に抜けます。しっかり固定する方法がなくてもやもやします。
特にザックに「逆T字差し」した場合、スピッツェは宙に浮いているため、何かに当たった拍子にすぐに外れそうです。公共交通機関などで周囲の人を傷つけかねません。この点でもスピッツェをザックのサイドポケットに挿入する「T字差し」のほうが安心です。
グリベルのピッケルの場合
グリベルのピッケルも購入候補でした。ヘッドカバーやスピッツェカバーが付属しているのがうれしい。まぁ、そのぶん価格に含まれているのかもしれませんが。
スピッツェカバーはリーシュの端にちょこんと盲腸のように?ついています。
リーシュの長さは手首を通したときシャフト下端を握るくらいの位置に調整します。手首を抜いてループを平たくすると丁度スピッツェの先端にカバーのゴムが届きます。リーシュの張力で固定されるため脱落しにくいです。
きわめて合理的なデザインです。このリーシュだけ単独で購入してもよいでしょう。
グリベル風に改造する
汎用のスピッツェカバーをグリベル風に利用する方法を考えてみました。
リーシュの長さを調節してスピッツェカバーを覆う
リーシュの長さを調節して、スピッツェカバーを覆えば、脱落を防止することができます。
これならザックに逆T字差ししても脱落しにくいでしょう。
ただし、このリーシュの長さだと、手首を通してシャフトの下端を持つと若干余ります。手首に荷重して握力を節約する持ち方には向きません。
リーシュの外側にスピッツェカバーをぶら下げる
スピッツェカバーのショックコードを解体して、リーシュの適当な場所に通し直してぶら下げれば、グリベル風になります。
これならリーシュに手首を通したとき、シャフト下端の最適な位置を握ることができます。
スピッツェカバーはぶら下げっぱなしにします。
逆T字差ししてもスピッツェカバーが脱落しにくいです。
【ショックコードの解体の仕方】
ショックコードの末端にあるコードエンドはマイナスドライバーでこじ開けることができます。
私は精密機器用のドライバーを利用しました。
コードを通し直しやすいように、末端を斜めに切り、ライターで炙って整えることをおすすめします。
他のゴム紐に取り換えて最適化する
スピッツェカバーに元々付いているショックコードは汎用性を考慮して長めになっており、コードロックやらコードエンドやらゴチャゴチャしています。
適当なゴム紐に取り換えて、スッキリさせるのがいちばん良いかもしれません。
ものぐさな人には、単にリーシュコードとスピッツェカバー(スパイクプロテクター)を連結する方法をおすすめします。
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