撥水ダウンを自作する~リサーチ篇

記事内に広告が含まれています。

たとえばパタゴニア製品のようなプラズマ処理なんて一般人にできるわけがありません。たんに市販の撥水剤で処理するだけですが、現在の撥水ダウンの状況や、洗濯の手順、撥水の手順など整理してみました。

撥水ダウンの潮流

日本で撥水ダウンを採用した製品が出回り始めたのは、2012年~2013年頃です。

メーカー毎の独自の名称や、紹介動画、記事をまとめてみました。

QUIX DOWN

東レインターナショナルが開発した超撥水のQUIX Downマーモットフォックスファイヤーが採用しています。

現在、マーモットは「マーモット・ダウンディフェンダー」という独自処理したダウンに移行しています。

Q.Shield Down

Q.Shield Downはマウンテンハードウェアの製品で採用されています。

Ultra Dry Down

Ultra Dry DownはHiker’s Depot(Highland Designs)やNANGAの製品で採用されています。

Hiker’s Depotさんの記事

  • Superlight UDD Jacket
  • DOWN BAG UDD
    国産シュラフ・メーカー『NANGA』と共同開発したウルトラドライダウンの特性や、ウルトラドライダウンを搭載した製品の開発秘話など書かれています。

「バックカントリー穂高」さんによる紹介動画

オンラインショップの「シュラフ」ページにはNANGAのウルトラドライダウン製品だけが掲載されています。

HydroDown

HydroDownはバーグハウスの製品で採用されています。

エンカプシル・ダウン

エンカプシル・ダウンはパタゴニアの製品で採用されています。エンカプシル・ダウン・ビレイ・パーカは、1,000フィルパワーという飛び抜けたスペックと、84,000円という飛び抜けた価格で注目されましたが、公式オンラインショップには現在見当たりません。後続の製品は出るのでしょうか。

「雨にも負けないダウン」

ユニクロのシームレスダウン。羽毛を撥水処理し、縫い目を溶着処理するのはアウトドアブランドのトレンドそのままです。シームレスダウンパーカは、マウンテンハードウェアの「ストレッチダウンプラスフーデッドジャケット」と比較すると半分の価格です。ユニクロがアウトドア業界の一部から脅威とみなされる理由がわかります。

洗濯篇」「撥水篇」に続きます。


その他、ダウンジャケット関連の記事もご参照ください。

21世紀ナンバーワン「アコンカグアジャケット」旧モデルをメルカリで買ったよ
街でも山でも着やすく、手を出しやすい価格帯の、ミドルレンジのダウンジャケットとして、21世紀ナンバーワンの座を与えたいダウンジャケットがあります。ノースフェイスの「アコンカグアジャケット」または「アコンカグアフーディ」現在も継承されているモ...
ダウンジャケットの常識と非常識
昔、雑誌で「小説家がダウンジャケットを脱ぐと、なかはTシャツだった」というキャッチコピーの広告を見たことがあり、妙に印象に残っています。その小説家とは開高健。キャッチコピーの正確な文言はおぼえていません。何の広告だったかさえわかりません。氏...
ダウンジャケットの襟にフリースを接着したら薄着でもポカポカになった
冬の岩場でリードクライミングやボルダリングの課題にトライし、一段落してダウンジャケットを羽織るとき、首筋に貼りつくシェルの冷たさが気になります。立ち襟のシャツでも着ていれば緩和されるのでしょうが、筆者は軽快に登るためにクルーネックを着ている...
登山用品
スポンサーリンク

コメント