登山記録ノートとして、いろいろなタイプのノートを使ってきました。2010年頃でしたか、ウルトラライトが流行しはじめた頃、私も影響を受けて極小極薄のメモ帳とシャープペンシルを購入しました。
極小極薄のメモ帳とシャープペンシル
登山記録ノートを刷新するにあたって次の条件を考慮しました。
- サイズやデザインを統一すること
- 製品が安定供給されること
山行記録を蓄積して書棚等に並べたとき、壮観であってほしい。デザインがころころ変わったり、ある日突然製造中止になったりしては困ります。
メモ帳=DAIGOのHandy pickシリーズ
長年安定供給されているDAIGOのHandy pickシリーズに決めました。過去にDAIGOのウィークリー手帳を使った経験があります。Handy pickシリーズは、手帳のカバー裏に差し込んでメモ欄として追加できますし、単独で超スリムな手帳として使うこともできます。自由に書きなぐりたいので、「メモ55」(無地、ミシン目入り)を選択しました。手元にある型番はC8014ですが、現行モデルはC5013となっています。若干、表紙の文字配置が変わりましたが、基本デザイン(灰色と紺色のツートンカラー)は変わっていません。
昔はルーズリーフ式のシステム手帳を使っていましたが、野口悠紀雄さんの「「超」整理法」で“紙のメモはノート(冊子式)に戻れ”と書かれたあたりから風向きが変わりました。ウルトラライト志向とも合致して、バインダー分の重量を軽量化できる冊子式に回帰しました。スマートフォンが普及した現在はデジタル式が視野に入ってきますが、バッテリーの問題を考慮すると、やはり「紙」への信頼感は絶大です。
シャープペン=プラチナ万年筆のMTE-100
故障しにくいこと、いざとなれば水中でも書ける(!)ことを考慮して、ボールペンではなくシャープペン(鉛筆)を選択しました。特にメーカーにこだわりはありませんが、たまたま店頭で手に取ったのがプラチナ万年筆の「MTE-100」でした。消しゴム付きのシンプルで最安の商品です。タグを見ると、消費税が5%の時代に買ったことがわかります。
チャック付ポリ袋に入れて防滴対策
チャック付ポリ袋に入れて防滴対策しています。ヘッドランプ用の単四電池もいっしょに入れています。
メモ帳、シャープペンともに小さいので、行動中はザックの雨蓋の上に押しつけながら筆記します。風雨のなかで慌ただしく筆記するにはギリギリのサイズ感です。
記入例
お決まりのコースタイム
コースタイムを記録するときは、休憩場所への到着時刻、出発時刻まで細かく記録しています。「迷」は道迷いしたことをあらわしています。タクシー代なんかも記録しています。
登山中に早くも反省モード
テントのなかで暇を持て余すと、装備面の反省点を書くことが多いです。
テントの蒸れ感 はっ水スプレー要
テント入口側コーナーの目止め要
乾きやすいソックス要
テント内土間として薄手大型のポリ袋要
「テント内土間」? 雨の日にゴアテックスのシングルウォールテントに泊まったときのメモですね。
薄手大型のポリ袋(80cm×65cm=約45リットル)があれば、テント中の靴置き場、兼、土間として利用できます。入口を開く時間を最小限にして、さっと出入りできます。汚れたら気軽に使い捨てにできます。ショルダーベルト用の穴をあけておけば、雨天時のザックカバーとして流用できます。
「ライフ アウトドアノート B6」のバックアップとして
現在は「ライフ アウトドアノート B6」をメインで利用していますが、上記のセットはウルトラライトなので、予備としてザックの雨蓋に放り込んでいくことが多いです。
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