家型テントで登山を始めた者にとって、ダンロップの吊り下げ式テントは憧れでした。
上の写真は大学ワンゲル時代。横尾をベースに横尾～槍沢～槍ヶ岳～大キレット～北穂高岳～涸沢岳～涸沢～横尾という周回コースを歩いて帰着すると、交流のあった女子短大ワンゲルとばったり出会いました。長い行程を話してきかせると彼女らは驚き感心してくれました。得意げな顔でおさまったモテモテ？記念写真。なにげなく撮った背景にオレンジ色の本体と青いフライシートのお馴染みのテントが並んでいます。
こちらは燕山荘のキャンプ指定地。家型テントと共存する歴史的ショット。
関係ないけど、いましも到着したキスリング部隊。女子もこんな感じでネアンデルタールしてました。
大キレットから北穂へ登るキスリング部隊の後ろ姿をGoogle Lensで解析したら、こんなん出ました。なんでやねん、と思う一方、わからなくもないです。 pic.twitter.com/ZlZtq0B0in
— 神山オンライン (@kamiyama_online) July 14, 2020
春の谷川岳、熊穴沢避難小屋近くにて。大学ワンゲルの先輩がダンロップの3～4人用テントを所有していました。このテントにはずいぶんお世話になりました。
春の白馬岳、栂池ヒュッテ前にて。このときは単独アタックとなり、風雪のビバークとなりました。
丹沢のとある河原にて。のんびりオートキャンプでは、モンベルのタープと、荷物置き用のダンロップ1～2人用をもちこむのが常でした。
焚火のかたわらで炭火を起こして焼肉大会です。真ん中に映っているイワタニプリムスのランタンは灰皿として虐待された過去をもっています。
巻機山山麓のキャンプ場にて。こんな爽やかなロケーションで設営したかと思えば……。
木曽駒ケ岳、三千メートル級の稜線で快適キャンプ。
印象深いテント場のひとつ。木曽駒ケ岳頂上山荘。なにせロープウェイから短めの2ピッチ、長めの1ピッチを歩けば三千メートル級の稜線で快適なテント泊を楽しむことができます。山頂近し。北穂南稜のテント場と対照的ですね。 pic.twitter.com/KtkhhbCUP0
— 神山オンライン (@kamiyama_online) June 10, 2020
椅子まで持ち込んで、焼肉しました。
小川山の廻り目平キャンプ場にて。クライミングのメッカなのに、焚火キャンプのためだけに足繁く訪れました。
初めてロープを持ち込みました。「きたない大岩」にぶら下がって喜ぶの図。
相変わらず、ダンロップテント×2＋モンベルタープの3点セットです。テーブルセットまで持ち込んで、チャーハン作ったり、焼肉したり。ポリタンクや角型コッヘルが山屋気質を引きずっています。
湯河原幕岩の正面壁前にて。テント泊が黙認されていた頃です。その後、現在の管理棟前が整備されて、しばらくは心地よい芝生の広場でテント泊が可能でしたが、マナーの悪い利用者のせいで禁止されてしまいました。
2023年6月、上高地・小梨平キャンプ場にて。あまり使い古しているように見えないダンロップテント。L字型ファスナーと反対側の出入り口は吹き流し仕様です。
コメント
キスリングで大キレットね。バランス悪そうで危なくなかったのかな？
ニッカボッカは膝が曲げやすそう。今だと建設工事現場で見かけるか？
トレッキングポールを使う人がいなかった。
靴は皮製のみ。
トレイルランニングみたいなスポーツ感覚ではなかった。
タイムを競う？標準コースタイムにさらに余裕を持たせた登山計画を立てましょうだったのでは？
テントの生地が厚い。今みたいに透けて見えない。
丈夫だが重い。
講習会のようなものはほとんどなかった。
よって山岳会（社会人）か山岳部（大学）に入る。
そんな感じでしょうか。
おはようございます。
いつも楽しませていただいています。
滅多に見ることのないテントがでていたのでコメントさせていただきました。
写真のオレンジと青のDUNLOPテントは私が初めて買ったテントです。
私のはOTM-3201でした。
購入は1980年少し前なので45年以上前ですね。
山岳では使ったことがないのですが
野営、バイク・サイクリングキャンプ、川の遡行と
けっこう使い込みました。
いまも現役で年に一度は持ち出していますが
加水分解することもなくフレームが折れることもなく、
ポール中のゴムとポールを挿すベルトを交換したくらい。
防水液を塗布するくらいでまだまだ使えそうです。
いいもの作りをしていた時代なのかもしれません。
ORION様、コメントありがとうございます。
私は仲間の所有するテントをよく利用させてもらいました。
メルカリで出物を見つけると、買おうかどうか迷います。
昨今の軽量化をおしすすめたテントと比べると生地が厚いぶん、
フライ裏の防水処理、テント本体の撥水処理を怠らなければ、
長く使えますね。