GoPro用アダプタがピッケル用雲台として使える

GoPro用アダプタ

ラインホルト・メスナーの「ナンガ・パルバート単独行」にこんな一節があります。

写真はあまり撮らなかった。ひとりでは、自分自身を写すのもそう簡単ではない。ピッケルの頭に溶接させた一本のねじを使って撮影するのだ。ねじにカメラを固定し、ピッケルを万年雪に突き刺し、セルフタイマーを調節して自分自身を写すのである。

ねじを溶接する! なるほどと感心した人は多いと思います。が、実際に真似した人はいたでしょうか。ふつうは市販のクリップマウントや、ウルトラポッドを利用して、ピッケルにカメラを固定したものです。

最近流行のGoPro用のアダプタを見たとき、「あれ? これってピッケル用の雲台として使えるんじゃないかな」と思ったのは私だけでしょうか。

早速、インターネットでポチって試してみました。自撮り棒を持っている人なら、似たような部品が含まれているかもしれません。

コンデジに取り付けてみました。コンパクトなので付けっぱなしにしておいてもあまり邪魔になりません。

GoProアダプタをカメラに取り付ける

GoProアダプタをカメラに取り付ける

ピッケルのヘッドの厚さにもよりますが、ピックの先端寄りの薄い箇所ならたいていねじ込むことができます。脱落防止用にリーシュコード(ランヤード)やカラビナを利用してピッケルと連結することをお忘れなく。

GoProアダプタをピッケルに取り付ける

GoProアダプタをピッケルに取り付ける(クローズアップ)

もちろんGoProそのものを延長アダプター等を介して取り付けることができます。

GoProそのものを延長アダプター等を介して取り付ける

GoProそのものを延長アダプター等を介して取り付ける

スマホ用ホルダとGoProコネクタが一体化したアダプタも存在します。

スマホ用ホルダとGoProコネクタが一体化したアダプタ

スマホ用ホルダとGoProコネクタが一体化したアダプタ

もともとはネックマウントに付属するアダプタです。

その他、カメラや三脚についての記事をご参照ください。

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