ダイソーの500円モバイルバッテリーを登山で使う

ダイソーで散財しました。500円のモバイルバッテリーです。

しばらく前に200円のヘッドライトを衝動買いした記事を書きました。

ダイソーの200円ヘッドライトを登山で使う【詳細レビュー】
ダイソーの200円ヘッドライトは、本格的な登山には力不足ですが、家庭で日常使いや、災害対策の備蓄としては申し分ありません。家族連れのキャンプで子供の人数分用意しても財布にやさしいでしょう。

本命の買い物はモバイルバッテリーでした。本当は300円の製品(2,000mAh)を狙っていたのですが、身近なダイソー店舗では見かけませんでした。ある日、500円の製品(3,000mAh)が入荷していたので即買いしました。

開封の儀

パッケージ(表)

パッケージ(裏)

取扱説明書

同梱物

モバイルバッテリー本体の表面は艶消しされたプラスチックで、100均の商品(価格は500円ですが)とは思えない落ち着いた風合いです。短いUSBケーブル(USB-Aオス⇔microUSB-Bオス)が付属しています。

充電アダプタは付属していません。

古いスマホのアダプタを利用すればよいですし、ダイソーでも別に販売されています。

ポートとLEDインジケータと残量確認ボタン

左から

  • USB-Aメスの出力端子
  • microUSB-Bメスの入力端子
  • LEDインジケータ
  • 残量確認ボタン(右側面)

です。

出荷時に約75%蓄電してあります。開封直後に残量確認ボタンを押すと、左から3個が点灯/点滅しました。

スペック

スペックは取扱説明書に記載されているほか、モバイルバッテリー本体の裏面にも刻印されています。

  • Charge in: DC5V 1.0A
  • USB out: DC5V 1.0A
  • Battery type: Lithium 3.7V 3000mAh

重量と外寸

重量は実測で103gでした。

外寸は、縦115mm×横67mm×厚さ8mmです。

性能テスト

ケーブルを接続すると自動的に給電を開始する

私がこれまで購入したモバイルバッテリーは給電を開始するために残量確認ボタンを押す必要がありました。ダイソーの500円モバイルバッテリーは「ケーブルを接続すると自動的に給電を開始する」仕様になっています。

ZenFone2への給電テスト

ZenFone2のバッテリー容量は3,000mAhです。(約3年使用)

「懐中電灯」アプリを点灯しっぱなしにしてシャットダウンさせました。

ダイソーの500円モバイルバッテリーで80%まで充電できました。

モバイルバッテリーの出力容量は電力ロスにより公称値の70%程度と言われています。ダイソーの500円モバイルバッテリーであれば3,000mAh×70%=2,100mAhとなります。ZenFone2を80%まで充電したということは、3,000mAh×80%=2,400mAhの容量に相当します。ZenFone2のバッテリーが劣化(容量が減少)していることを考慮すると、ほぼ理論値どおりです。

Nexus5への給電テスト

Nexus5のバッテリー容量は2,300mAhです。(約4年使用)

「ライト」を点灯しっぱなしにしてシャットダウンさせました。

ダイソーの500円モバイルバッテリーで100%まで充電できました。

モバイルバッテリーの出力容量は電力ロスにより公称値の70%程度と言われています。ダイソーの500円モバイルバッテリーであれば3,000mAh×70%=2,100mAhとなります。Nexus5を100%まで充電したということは、2,300mAh×100%=2,300mAhの容量に相当します。Nexus5のバッテリーが劣化(容量が減少)していることを考慮すると、ほぼ理論値どおりです。

複数回テストしました。何回目かのテストで、十分に時間を置かなかったせいか98%までしか充電できていませんでした。出力は5V 1.0Aなので充電の速度は遅いです。その時点でLEDインジケータは3つ目が点滅する状態(残量50%~75%)でした。Nexus5のバッテリーを放電して、ひきつづき給電すると、19%まで充電できました。かなりバッテリーが劣化したスマホ相手ではありますが、満充電プラスアルファの給電性能があることがわかりました。

Nexus7への給電テスト

Nexus7のバッテリー容量は3,950mAhです。(約5年使用)

動画ファイルを繰り返し再生しシャットダウンさせました。

ダイソーの500円モバイルバッテリーで56%まで充電できました。

モバイルバッテリーの出力容量は電力ロスにより公称値の70%程度と言われています。ダイソーの500円モバイルバッテリーであれば3,000mAh×70%=2,100mAhとなります。Nexus7を56%まで充電したということは、3,950mAh×56%=2,212mAhの容量に相当します。Nexus7のバッテリーが劣化(容量が減少)していることを考慮すると、ほぼ理論値どおりです。

登山で使えるか

ZenFone2、Nexsu5、Nexus7への給電テストでは、ほぼ理論値どおりの結果となりました。電流電圧チェッカー等を利用した緻密な検証ではありませんが、スマホやコンデジの充電には十分な実用性をもっています。

容量/重量比で比較するともっと優秀なモバイルバッテリーがあるでしょうが、なんと言ってもコストパフォーマンス(価格/性能比)が素晴らしい。10回くらい充放電してみて、ガクンと劣化するような現象は今のところ見られません。

テント泊縦走に携行しても大丈夫だという感触を得ました。

サイズ感比較

私が持っている他のモバイルバッテリーとサイズ感、重量、容量を並べて比較してみました。

イチオシはThruNite C2です。

超小型軽量なモバイルバッテリー、ThruNite C2を登山で使う
通常のモバイルバッテリーとちがうのは、内蔵電池が交換できるところです。電池の種類は「18650電池」。この電池は大光量フラッシュライトやポータブル投光器がよく採用しているほか、多くのモバイルバッテリーやノートパソコンの交換用バッテリーが内蔵するセルの正体でもあります。

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