超小型軽量なモバイルバッテリー、ThruNite C2を登山で使う

超小型軽量なモバイルバッテリーThruNite C2を購入しました。

通常のモバイルバッテリーとちがうのは、内蔵電池が交換できるところです。電池の種類は「18650電池」。この電池は大光量フラッシュライトやポータブル投光器がよく採用しているほか、多くのモバイルバッテリーやノートパソコンの交換用バッテリーが内蔵するセルの正体でもあります。

ThruNite(スルーナイト)はフラッシュライトのメーカーとして有名です。「ライト」の代わりに「充電/給電器」を付けたら、この製品になったと言ってもよいでしょう。

内蔵電池を交換できると何が嬉しいかというと、電池の本数によって容量を調整できることです。日帰りなら1本、テント泊縦走するなら1本×日数分……という具合です。

開封の儀

外箱

フタを開けた状態

多国語表記のリーフレットと取扱説明書が入っています。取扱説明書はフタ側にピッチリ詰められていて取り出しにくいです。

リーフレット

このリーフレットには連絡先の電子メールアドレスがjpmarketing@thrunite.comと記載されていますが、Facebookページではjp@thrunite.comとなっています。

ThruNiteの本家サイト(英語)

➡ ThruNiteのFacebookページ(日本語)

取扱説明書

この取扱説明書には連絡先の電子メールアドレスがservice@thrunite.comと記載されています。「jp」を含むアドレスでないと、日本語が通用しない可能性大です。

●製品仕様
– 入力:DC 5V / 2.4A (最大)
– 出力:DC 5V / 3A (最大)
– 材質:AL T6061-T6(※アルミ合金/硬質陽極酸化被膜仕上げ)
– 使用電池:ThruNite 3400mAh 18650 リチウムイオン充電電池
– 使用環境:-20℃~-40℃
– サイズ:(L) 92.8mm * (W)25mm (※長さ:92.8mm × 直径:25mm)
– 重量:38g (電池含まず)
– 附属品:USBポート*1本、ThruNite 3400mAh 18650電池*1本、ホルスター*1個

附属品

USB充電ケーブルとThruNite C2本体が灰色のクッション材に収納されています。18650電池は最初からバッテリーボックスに入っていました。

USB充電アダプタは付属していません。

取扱説明書ではバッテリーボックスを「ホルスター」と呼んでいますが、この記事では便宜上バッテリーボックスと呼ぶことにします。

バッテリーボックス表側

小さい文字で読みにくいですが、こう記載されています。

THRUNITE C2
Input: DC 5V Max 2.4A
Output: DC 5V Max 3A
3400mAh/12.24Wh

バッテリーボックス裏側

「RoHS」なんたらかんたら。そしてシリアルナンバー(SN)が記載されています。

バッテリーボックス端子側

「IN 5V」と記載されている側がMicroUSB-Bメス端子です。ThruNite C2へ充電するときにはこちら側に差し込みます。

「OUT 5V」と記載されている側がUSB-Aメス端子です。ThruNite C2から放電(給電)するときにはこちら側に差し込みます。

丸いポッチは取扱説明書では「テールボタン」と呼ばれています。外部機器への給電を開始するときや、ThruNite C2内蔵電池の電圧を確認するときに押します。

バッテリーボックスのキャップ側

キャップを開けて、18650電池を取り出す

バッテリーボックス内部

バッテリーボックスの奥にある【+】端子がバネになっています。電池サイズの誤差を吸収しやすくなっています。

18650電池の片面

「18650」という名前は、直径18mm、長さ65.0mmという電池サイズに由来します。

太字でキャッチフレーズが記載されています。

integrated battery overcharge/discharge protection circuits
High discharge performance Li-ion
Rechargeable Battery
過充電/放電保護回路を備えた内蔵バッテリ
高い放電性能のリチウムイオン充電式バッテリー

18650電池のもう片面

注意書きが小さな文字で記載されています。

Warning:
Do not expose battery to heat or throw it into water.
Keep the battery out of the reach of children.
Seek medical advice immediately the battery has been swallowed.
警告:
電池を熱にさらしたり水に投げ込まないでください。
電池を子供の手が届かないところに保管してください。
電池を飲み込んだら直ちに医師の診察を受けてください。

USB充電ケーブル

USB TypeA-オスとMicroUSB TypeB-オスの充電ケーブルです。

メッシュのポーチ

灰色のクッション材を取り除くと、箱の底にメッシュのポーチが入っていました。

ThruNite C2とUSB充電ケーブルを収納できます。

充電/放電時のLEDインジケータ

LEDインジケータは充電/放電時に、色や点灯/点滅で現在の状態を示します。

充電時

電圧範囲 4.2V 3.65V-4.2V 3V-3.65V 3.0V以下
LED表示 の常時点灯 の点滅 の点滅 の常時点灯

本機と充電元機器をUSBケーブルを接続すると充電を開始します。

放電(給電)時

電圧範囲 3.65V-4.2V 3.0V-3.65V 2.8V-3.0V 2.8V以下
LED表示 の点滅 の点滅 の点滅 の常時点灯

本機と給電先機器をUSBケーブルで接続し、テールボタンを押すと給電を開始します。

充電しながらカメラを使う

私は行動中、カメラをネックストラップにぶら下げて、ジャケットの胸ポケットに入れます。バッテリーが消耗してきたら、ThruNite C2で給電しながら使うつもりです。SONYの大容量バッテリーを胸ポケットに入れると、ずっしりとした重量感で肩が凝る感じでしたが、ThruNite C2ならそれが軽減されるでしょう。

モバイルバッテリーを胸ポケットに収めたまま、カメラだけ外に出して使うには、長いUSBケーブルが必要です。ThruNite C2くらい軽ければ、ネックストラップにいっしょにぶら下げて使えるでしょう。付属のメッシュのポーチに入れて、脱落を防止するとともに、保温と衝撃吸収をはかります。

USB充電ケーブルは伸縮カールコードタイプのほうが邪魔になりません。

バッテリーのサイズ感と重量

これまで携行していたSONY製品(10000mAh)やDocomo製品(2500mAh)とサイズ感と重量を比較しました。

ThruNite C2は本体ボックスが実測で36g、18650電池(3400mAh)が実測47gです。電池をもう2本追加すれば、SONY製品と同等の容量を持ち運ぶことができます。その場合、重量は177g、容量は10200mAhとなります。

実際には、いわゆる「分割損」によりエネルギー効率は下がるでしょう。また、新手の製品に対する若干の不安?もあるため、ThruNite C2は本体ボックスをもう1個追加したくなります。すると、重量が36g増えて、213gとなります。

参考までに、単三電池とサイズ感や重量を比較してみました。

18650電池と単三電池は重量比でちょうど2:1くらいです。

性能テスト

ZenFone2(約3年使用)を充電してみたところ、100%充電できました。

モバイルバッテリーの出力容量は電力ロスにより公称値の70%程度と言われています。ThruNite C2附属の18650電池であれば3,400mAh×70%=2,380mAhとなります。ZenFone2のバッテリーが劣化(容量が減少)していることを考慮しても申し分のない結果です。

周辺機器

SODIAL USB LEDランプ

他メーカー製ですが、ThruNite C2に適合するUSB LED ランプです。

モバイルバッテリーをフラッシュライト化するSODIAL USB LEDランプ」で詳しく紹介しています。

モバイルバッテリーをフラッシュライト化するSODIAL USB LEDランプ
「超小型軽量なモバイルバッテリー、ThruNite C2」をフラッシュライト化するUSB LEDランプを購入しました。SODIAL(R)黒いプラスチックのホワイトライトボタン、USB LEDランプposted with カエレバSODIAL

他メーカーのバッテリーボックス

バッテリーボックスは単品では販売されていません。他メーカーから安価な製品が出ていますが、お手持ちの電池のサイズに適合するのか、耐久性は十分なのか、レビューを参考にして慎重に選ぶ必要があります。

こちらの製品は、Amazonのレビューを読む限りでは、保護回路付きの18650電池が入りません

ThruNite C2に付属している電池は保護回路付きで全長67~68mm(円筒部分が約67.5mm、プラス側の突起を合わせると約68mm)です。

18650電池

追加の18650電池を購入する際には、日本製を選択するほうが無難です。とりわけパナソニックのセルを使用した製品の評判がよろしい。

モニター付き充電器

多様なサイズの電池を充電でき、給電機能もある機器がひとつあると便利です。

メインとサブで役割分担

登山に携行するモバイルバッテリーは信頼性が高い製品を選ぶ必要があります。街中とちがって、故障や不具合をリカバリーするのは難しい。もし予定していた電力を得られなければ、単なる鉄の塊と化して体力を奪います。スマホのGPSを動かすことができなくて、道迷いするかもしれません。

私は当面、使い慣れたSONYのモバイルバッテリーを母艦として携行し、ThruNite C2に小分けしながら運用するつもりです。

変更履歴

  • 初公開(2018年5月28日)
  • 「性能テスト」を追加しました。(2018年6月30日)
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