八ヶ岳(赤岳)登山で飲んだ8杯のコーヒー

山の記憶はコーヒーと共にある

コーヒー党の登山愛好家は、家を出て、山に登って、家に帰るまで、ここぞというタイミングで熱いコーヒーを飲むことに心を砕きます。昔は酔狂にもコーヒーミル(ポーレックスとかではなく、自宅で使っているもの)を山に担ぎ上げましたが、最近はそこまで凝っていません。

  • 個別包装タイプのドリップコーヒーでも十分満足です。
  • コンビニのカウンターコーヒーを積極的に利用します。
  • 缶コーヒーもホットのブラックがあれば及第点です。
  • ときどき見かける紙コップで提供されるタイプの自販機も悪くありません。

先日の八ヶ岳登山(一泊二日)を例にとってみましょう。

【1杯目】駅前のコンビニでコーヒーを仕入れる

駅前のコンビニでカウンターコーヒーを仕入れます。すぐには飲みません。サーモスのケータイマグに移し替えます。

いっしょに買った弁当を電車のなかで食べます。すぐにコーヒーを流し込んだりしません。お腹が落ち着くまで待ちます。中央線の普通列車だと、たいてい上野原あたりで座席が空き始めるので、そこでおもむろにサーモスを取り出して……というのが常です。この日は弁当を食べるのが憚られる混み具合だったので、コーヒーに口をつけたのは大月を過ぎてからでした。

【2杯目】赤岳鉱泉のテラスでコーヒーを淹れる

八王子発6:33の松本行き普通列車がホームに5分以上停まるのは、甲府駅と日野春駅と塩尻駅だけです。ふつうなら甲府駅の停車時間に缶コーヒーを仕入れますが、さっきコーヒーを飲んだばかりなので珍しくスキップしました。次の日野春駅あたりが丁度いい頃合いなのですが、ホームに自販機がありません。茅野駅ではバスの乗換時間が7分と短く、この日は列車が延着したせいもあり、美濃戸口行きにギリギリで乗り込みました。そして、バスを降りるとすぐに歩き始めました。

結局、この日の2杯目は赤岳鉱泉のテラスで自前で淹れたコーヒーでした。

コンロはジェットボイルSOL-Titanium、カップはユニフレームのチタン製マグ(廃番)です。コーヒーは、いちばん手に入れやすく、淹れ心地が良く(お湯が速く落ちる)、味も気に入っている緑色の「職人の珈琲」です。

パッケージのゴミが風に飛ばされて、隣のテーブルの下に落ちたのですが、そこでは同じ緑色の「職人の珈琲」を飲んでいる方がいらっしゃいました。パッケージを拾うと、ニコリとして、ご自分のゴミ袋に入れてくださいました。「す、すみません」

【3杯目】夕食後にコーヒーを淹れる

これ必然。

【4杯目】夜中、起きだして、カフェインレスコーヒーを淹れる

山の夜は長いです。ふだん宵っ張りなので睡眠のサイクルが合いません。真夜中に目が覚めました。寝付かれないときのためにカフェインレスコーヒーを用意しました。

【5杯目】赤岳山頂でコーヒーを淹れる

昔はベースキャンプからの出発前にもコーヒーを飲んでいました。そうすると、しばらくのんびりしたくなるので、出発が遅れます。最近は山頂で飲むコーヒーを楽しみにして早立ちするように心がけています。


赤岳山頂を踏んだのは、遠い昔、厳冬期に単独で全山縦走(北横岳から編笠山まで)して以来です。軽荷の往復(周回)登山はお手軽なイメージがありますが、文三郎道、地蔵尾根ともに急峻で積雪期は難しそうでした。縦走登山だといったん稜線に上がってしまえば長大で急峻な登り下りはあまりないですからね。

【6杯目】美濃戸口で缶コーヒーを飲む

テントに戻ると、すぐに撤収して下山開始です。昔は帰着したテントでもコーヒーを飲んでいました。それで行動が遅れがちでした。最近は、落ち着かない状況でせかせか飲むより、ここぞというタイミングでゆったりと気分よく飲みたいという気持ちが強いです。


バスを待つ八ヶ岳山荘のお品書きにコーヒー500円とあります。そこまで奮発する気にはならず、缶コーヒーで満足しました。北アルプスの上高地と同じくらいの高度ですから、夏でもホットが売られているのが嬉しいです。

【7杯目】茅野駅のNEW DAYS(KIOSK)でコーヒーを仕入れる

茅野駅前は寂れています。コンビニは改札口前のNEW DAYS(KIOSK)くらいです。オバサマがひとりで切り盛りしている小さなコンビニですが、なんとエキナカフェが導入されているではありませんか。

これで八ヶ岳の帰りの電車は完璧です。

サーモスに移し替えて、甲府行きの列車のなかで車窓を流れる景色を楽しみながら味わいました。

【8杯目】大月駅のホームの自販機で紙コップのコーヒーを仕入れる

甲府駅で立川行き普通列車に乗り換えました。「スマホの時刻表や路線検索で電車の停車時間(発着時刻)を調べる方法」を駆使して、通過駅の停車時間を調べました。ほぼ中間地点の大月駅で9分間停車することがわかりました。大月駅は富士急行線の乗換駅ですが、列車によっては1~2分しか停まりません。

さて、大月駅のホームに出てみると、自分が乗っていた車輛の前に、紙コップのコーヒー自販機がありました。缶コーヒーよりも好きです。いやぁ、満足満足。

こうして八ヶ岳登山ではなかなか良いタイミングでコーヒーを飲むことができました。

 

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