那須・朝日岳東南稜をカジュアルに登る【アプローチ編】2018年5月12日

那須岳の荒涼とした山容に惹かれました。

山麓の紅葉と合わせて楽しむ計画を立てましたが、なにやかやで行きそびれました。年を越して、雪が消えた頃になって、ようやく実現の運びとなりました。

那須岳について調べるうちに、「朝日岳東南稜」というバリエーションルートが存在することを知りました。紅葉や雪がない代わりに、そこを登れば良いアクセントになってくれそうです。

ところが、「日本の岩場」にも「日本登山体系」にもトポが見当たりません。もっぱらインターネットで情報を集めました。岩登りの核心はⅢ~Ⅳ級。1箇所懸垂下降があるが、クライムダウンできなくもないとのこと。

「登山天気の予報」

「登山天気」アプリが登山指数「A」を示しています。好天が期待できます。

ただし、数日前に雪マークが出現しました。「南八ヶ岳は冬に逆戻り」なんて赤岳鉱泉のブログで書かれていたくらいです。もしかすると「残雪の那須岳」になるかもしれません。

しめしめ。雪山装備を携行します。

新幹線~バス

やまびこ203号


早めに東京駅に着いたので、一便前の「やまびこ201号」に乗れなくもありませんでしたが、慌てふためきたくなかったので、予定通り「やまびこ203号」に乗車しました。


東京駅起点で電車とバスで那須岳を日帰りする場合、「やまびこ201号」か「やまびこ203号」に乗るのがモデルコースとなります。

  • 「やまびこ201号」に乗った場合
    東京駅6:20→7:32那須塩原駅7:45→8:55那須ロープウェイ
  • 「やまびこ203号」に乗った場合
    東京駅6:40→7:50那須塩原駅8:05→9:22那須ロープウェイ


ザックには、ピッケルとアイゼン、バラクラバ、オーバー手袋、ロングスパッツなど雪山装備が入っています。行動中の気温は10℃を越えそうですので、冬用のジャケットとパンツをゴアテックスのレインスーツで代用することにしました。

自由席の座席は東京駅出発時点ではガラガラでした。大宮駅で乗ってきた客が多かったですが、2人掛けと3人掛けに1人ずつバラけてすわりました。1人で来たのに誰かと隣り合わせにすわった人はいなかったと思います。

東野交通バス


那須塩原駅に到着しました。駅前のロータリーに那須ロープウェイ行きのバスが待ち構えています。


バスに1時間15分揺られて、那須ロープウェイ山麓駅に到着しました。運賃は1,400円です。那須ロープウェイ山頂駅の奥に茶臼岳のなだらかな山容を望むことができます。


視線を右に移すと、これから向かう朝日岳のギザギサの山容を望むことができます。左肩のスカイラインが東南稜です。車道の脇(赤いクルマのあたり)に登山口があります。


那須ロープウェイ山麓駅の屋内に「登山者カード記入所」が設置されています。

朝日岳東南稜へのアプローチ

遊歩道


車道脇の階段を上がります。


石畳の遊歩道がしばらく続きます。


いったん車道と合流しますが、すぐにまた遊歩道に戻ります。


「峠の茶屋」の前を通過します。

みはらし園地


みはらし園地に到着しました。ここから登山道らしくなってきます。

右手の建物は登山指導所です。


登山指導所に掲示されている那須登山案内図です。


近くに「水蒸気噴火の危険区域予測図」の看板が立っています。


ここにも「登山者カード記入所」があります。

ここから一般コースは左へ上がっていきます。朝日岳東南稜(バリエーションルート)に行くなら、ここで右へ進みますが、もっといい方法があることが後でわかりました。

積雪期には一般コースを上がり、『こんなところに「高山植物」が?』と書かれた看板のあたりから東南稜の取り付きへ降りるそうです。無雪期には植生保護のため、明礬沢(みょうばんざわ)沿いの裏道(廃道?)からアプローチするほうがよいとされています。

裏道


両側に熊笹が茂っています。


うわっ、藪漕ぎっぽくなりました。道の真ん中が水流でえぐられています。


ほどなく、一般コースのすぐかたわらを通り過ぎました。


一般コースからいったん遠ざかりますが、すぐにまた合流しました。なんじゃこりゃ。


3回目の合流地点です。無駄に蛇行しました。どうやら、一般コースを歩き、ここから裏道に入るほうがよかったようです。


地図を見ると、一般コースと裏道が3回近づいているのがわかります。まさか柵で隔てられているだけだとは思いませんでした。


ここから裏道が広くなりました。やはり利用者が多いのでしょう。


道の脇に残雪があらわれました。断面が新しい落石が転がっています。


左側には脆そうな崖が続いています。長居は無用です。

東南稜の取り付き


裏道のどん詰まりの堰堤(黄色い手すりが付いている)から明礬沢の河床に降ります。堰堤から10メートルほど上流に東南稜へ取り付く踏み跡があります。


東南稜を見上げました。特徴のあるピークを勝手に「黄土色のピーク」「三角形のピーク」と呼ぶことにしました。

活動記録
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