単独で雪壁を安全に登る道具


2017年最後の山はお馴染みの高尾山でした。

2017年最後の自分への贈り物

ICI石井スポーツ高尾店に立ち寄り、2017年最後の自分への贈り物を買いました。


買い物袋から先っぽが出ています。


お手頃なお値段でした。


ほうほう、「登攀技術」ですか。


イタリアへ山岳旅行?


ギザギザは岩稜をイメージしたのでしょうか。


ヘラ状の金属に穴があいています


とんがった金属に穴があいています。

クライミング・テクノロジーのアルパインツアー

全体

すみません。もったいつけすぎました。

クライミング・テクノロジー(climbing technology)社のピッケル、アルパインツアー(alpine tour)です。

取扱説明書

イワタニプリムスのサイトで取扱説明書のPDFが公開されています。

http://www.iwatani-primus.co.jp/products/ct/torisetsu_pdf/AXES.pdf

レシート

3年保証です。このレシートが保証書になります。

おや、ピッケル以外にも何か買っていますね。

ヘッドカバーとスパイク・プロテクター

山へアクセスする公共交通機関などでヘッドカバーやスパイク・プロテクターは欠かせません。

クライミング・テクノロジーのヘッドカバー


ヘッドカバーを装着するとこんな感じです。

ブラックダイヤモンドのスパイク・プロテクター

クライミング・テクノロジーの純正品は店頭にはありませんでした。


スパイク・プロテクターを装着するとこんな感じです。

装着後の全体像

ラプラード・デメゾンのピッケルと比較

ヘッドのサイズ

銘品ラプラード・デメゾンのピッケルと並べてみました。

登山ピッケル~銘品ラプラード・デメゾンで命拾いした話
古い登山愛好家にとっては英雄だったルネ・デメゾンの名前を冠した銘品ラプラード・デメゾン(LAPRADE R.DESMAISON )のピッケル。 インターネットを検索しても日本語ではごくわずかな情報しか出てきません。 ...

ヘッドのボリュームは同じくらいです。軽量に越したことはありませんが、軽量化を優先し過ぎてピックやブレード(アッズ)が頼りないものは避けました。

アルパインツアーの重量


重量は50cm(リーシュ付き)で実測471gです。今どきのピッケルとしては普通なのでしょうが、30年以上前のラプラード・デメゾンと比較するととても軽快です。

ラプラード・デメゾンの重量


重量は65cm(リーシュ付き)で実測819gです。

ずっしりと重い。シャフト全体がゴムで覆われているせいもありますが、あまり軽量化を考慮した商品ではありません。縦走用ながら雪面への打ち込みは力強いです。

縦走派でもダブルアックス

先日、西穂高岳の頂上直下で不安定な雪壁に悩まされました。

特に下りは、後ろ向きになり、一歩一歩、シャフトを柔らかい雪面に深く差し込みながら、ピックを固い雪面に強く打ち込みながら、慎重に下りました。当日の登頂者のなかでいちばん時間をかけた自信があります(笑)。下の方が安全な斜面ならズカズカ歩けるような斜度ですが、万が一ステップが崩れて勢いがついたら、一気に穂高平まで下山できそうな斜面でした。自分のバランス感覚だけではどうにもならず「ステップが崩れるか崩れないかは雪に聞いてくれ」という感じでした。ピッケルを雪面から抜いて打ち直す数秒のあいだにステップが崩れないように祈りました。

「あぁ、こんなときピッケルが2本あれば」

氷雪壁をダブルアックス技術で登るアルパインクライマーにとっては当たり前の話ですが、縦走派の私は「1本で事足りる。2本持つなんて大げさだ」と思ってきました。しかし、雪山では一般ルートでも雪の状態によっては予想外の難所になるのだと痛感しました。

「2本持っていって困ることはない。いや、積極的に持っていくべきではないだろうか」

と言うわけで、2017年最後の自分への贈り物はピッケルでした。


※ 2017年12月31日の記事を改題、改稿しました。

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