別ブログで公開したことのある読書メモです。需要はないかもしれませんが、捨てるにしのびなく、ここに再公開します。
表紙
富士山と海と笹原とスポーティな登山者、と盛りだくさんのモチーフ。女性2人の颯爽とした表情や、髪型、ウェアのバランスが良い。最近の表紙ではいちばん印象に残りました。
mont-bellの「リッジライン パック」の広告
「2017 ギア」カタログが送られてきたときから注目していました。広告には記載されていませんが、デイパックのようなトップアクセスジッパーで素早く中身にアクセスできます。モンベルのザックは通常、中身にアクセスするために、次の手順が必要です。
- 雨蓋の2つのバックルをはずす。
- 開口部を前後に締め付けているバックルをはずす。
- 二重の巾着状のコードを緩める。
休憩時に水分を補給するたびに、これを繰り返すのが面倒くさい(雨蓋に入れるとグラグラ動きやすく、横倒しだと万が一の水漏れが起きやすいので、本体に入れるようにしています)。それを解消するのがサイドアクセスジッパーやサイドポケット、U字型フロントジッパーですが、水筒や魔法瓶のような重い装備はザックの最上部にパッキングするのがいちばん重量バランスが良い。リッジライン パックなら最上部に一発アクセスできます。上部を帽子のように覆うレインカバーを内蔵しているので防滴対策も申し分ありません。
とある駅で偶然、大西良治さんをお見かけしたのですが、その背中には早くも「リッジライン パック」がありました。
YAMAKEI-JOURNAL EQUIPMENT & GEAR
カリマーから軽量ラインナップ「エアリアル」誕生
ビューフォート3Lジャケット
独自の防水透湿素材「ウェザータイト」によるジャケットです。耐水圧15,000mm、透湿性50,000g/㎡/24hというスペックはゴアテックスより優位です。実際の使用感はどうなのでしょうか。上記ページには「モニター利用者の声」というページがあります。
最新「軽・快」登山マニュアル
「荷物が軽ければラク」「安全性を損なわない範囲で荷物を軽くしましょう」という至極普通の結論にならざるを得ないようで……。
[実証]心拍データは語る 荷物が軽いとラクに登れる!
心拍数の計測にはエプソンのSF-850というGPSウォッチを利用。
「軽・快」装備の選び方
テントシェルター
- ファイントラック/カミナドームⅠ #自立式ダブルウォール テント
- ニーモ/アンディ1P #自立式シングルウォール テント
- ニーモ/ブレイズ1P #非自立式ダブルウォール テント
- ビッグスカイ/ウィスプ1P #非自立式 シェルター
- ヘリテイジ/クロスオーバードーム #自立式シェルター
シュラフ
- ナンガ×さかいや/ネロ ライト 0
- イスカ/エア280X
マット
- サーマレスト/ネオエアー Xライト S #エア
- ニーモ/ゾア20S #セルフインフレータブル
- サーマレスト/リッジレスト ソーライトS #クローズドセル
ザック
- エクスペド/ライトニング45
- アークテリクス/アルファFL45
- モンベル/バーサライト パック30
- OMM/クラシック25
登山靴
- ラ・スポルティバ/ボルダーX ミッド GORE-TEX #アプローチシューズ
- ハンワグ/センデロ ミッド GTXサラウンド #トレッキングブーツ
レインウェア
- ザ・ノースフェイス/クライムベリー ライト ジャケット
- パタゴニア/メンズ ストーム レーサー ジャケット
保温着
- ウエスタンマウンテニアリング/メンズ フラッシュジャケット
- ザ・ノースフェイス/サンダージャケット
- モンベル/EXライト ウインド ジャケット
- パタゴニア/メンズ ナノエア ライト ハイブリッド ジャケット
- ザ・ノースフェイス/ホワイト ランニング ジャケット
軽量化と安全性は相反するのか
アルバインクライマー青木達也さんへのインタビュー。
つねに持ち歩いているのは、鎮痛剤とテーピングテープ、針金くらいだという。(中略)針金は主にアイゼンの修理用。アイゼンの故障は針金でないと直せないことが多く(後略)
私は「ガムテープと針金」派でした。椎名誠さんがキャンプに必ずガムテープを携行すると書かれていましたね。モノの修理に使えるほか、燃えやすいので焚火の火おこしにも便利なんだとか。
山岳装備大全 第13回 「メリノウールウェア」
いったいどこの店に行けば実物を手に取って見れるんだろうと思うような製品が含まれています。
- ICEBREAKER/OASIS L/S CREW
- MONT-BELL/MERINO WOOL L.S.ACTION T
- HAGLOFS/ACTIVE BLEND ROUNDNECK
- NORRONA/WOOL ROUND NECK
- FINETRACK/MERINO SPIN THERMO ZIP-NECK
- ACLIMA/WARM WOOL MOCK NECK W/ZIP
- ARC’TERYX/SATRO AR ZIP NECK LS
- MILLET/KUHTAI WOOL ZIP LS
- IBEX/INDIE HOODY
- DUCKWORTH/VAPOR HOODY
- SMARTWOOL/NTS MID 250 HOODY
- HOUDINI/ACTIVIST KINGPIN TEE
- TETON BROS/POWER WOOL GRID HOODY
- IBEX/SHAK HOODOO HOODY
- IBEX/SCOUT JURA FULL ZIP
- ORTOVOX/MERINO FLEECE HOODY
GEAR TEST REPORT VOL.13 「サングラス」
- OAKLEY/FLAK 2.0 PRIZM TRAIL
- SMITH/LOWDOWN CHROMA POP POLARRIZED
- MONT-BELL/PL TRAIL GLASS WIDE LENS
重傷を負いながら水のみで13日間を生き延びた男性単独行者の生還劇
日本山岳ガイド協会の「コンパス」システムで登山届を提出し、プリントアウトした行動予定表を手帳に貼り付けるという慎重な方でも、帰りの飛行機に間に合わせようとする心理的な焦りから道迷いに陥るのですね。救助を待つあいだボールペンのインクが切れるまで分析と反省を書き留めるという几帳面さがあったからこそ、5ページにわたる記事になったのでしょう。
写真の手帳はアウトドア愛好者に人気が高い測量野帳でしょうか。
尾瀬のツキノワグマの通り道
人身事故の発生を機に、高架式木道が設置されたとのこと。「1メートルの高さで大丈夫なの?」と思ってしまうのですが、人間が高い場所にいれば、もし遭遇したとしても襲いかかるよりは逃げるほうをクマが選択してくれるのでしょうか。
JROがエマージェンシーグッズのコンテスト開催
コンテスト結果はいずれホームページ上で発表されるのでしょうか。“jRO エマグストレージ(エマグの保管庫)”が参考になります。
今月の一冊『岩と雪ベストセレクション』
岩と雪のバックナンバーを電子書籍化してほしいです。著作権の処理が難しいのだと思いますが。
ひとりで向かった厳冬北アルプス
厳冬期に親不知から白馬岳~後立山~槍・穂高~上高地まで単独デポなしで縦走した舟生大悟さんについて、柏澄子さんが書かれた記事です。
厳冬期の北アルプスの経験があると、その凄さが実感できます。51kgの荷物を背負って、背丈を越えるラッセル……。ご本人による詳細な記録を発表していただきたいものです。
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