山と渓谷2016年1月号 オンライン読書メモ

別ブログで公開したことのある読書メモです。需要はないかもしれませんが、捨てるにしのびなく、ここに再公開します。

表紙

涸沢岳から前穂高岳でしょうか。

YK FRONTIER CAMP 01 2015年度の日本山岳遺産認定地が南木曽岳と三嶺に決定

【参考リンク】
2015年度の日本山岳遺産として、 南木曽岳(長野県)、三嶺(高知県・徳島県)の2箇所を認定

どこかの公的機関が選出しているのかと思ったら、インプレスグループと山と渓谷社(インプレスグループのひとつ)が2010年に設立した日本山岳遺産基金によるそうです。営利企業が、利益に直結しないような活動にじっくり腰を据えて取り組む姿勢には拍手を送りたいです。

YK FRONTIER CAMP 02 2015年 ヒマラヤ未踏峰に挑んだ大学山岳部の記録

アイチェン峰(6055m)

【参考リンク】
同志社大学体育会山岳部の2015年西ネパール遠征のブログ
キャラバン後半までの記事となっています。

同志社大学体育会山岳部公式ブログ
山岳部がネパールの未踏峰Aichyn峰に初登頂

ジャネⅡ峰(6318m)

【参考リンク】
日本山岳会 学生部ネパール東部登山隊2015 ~DzanyeⅡ~

タリ峰(6330m)

【参考リンク】
神戸大・中国地質大の合同隊がチベットの未踏峰登頂に成功しました

YK FRONTIER CAMP 03 日本山岳耐久レース2015は奥宮俊祐が優勝。10年越しの悲願を達成

【参考リンク】
奥宮俊祐さんのブログ「Discover the funTrails!」
第23回ハセツネCUP大会結果
ハセツネCUP・日本山岳耐久レース 2015 レース後インタビュー
奥宮俊祐、北島良子がともに初優勝・第23回ハセツネCUP・日本山岳耐久レース 2015 リザルト

特集 読者1000人が選んだ! わたしの好きな「山」2016

得票数で50山を選ぶ企画です。こうした企画はどうしても薄味になるので大半を読み飛ばしてしまいます。この号全体が『わたしの好きな「山」2016』のサブテーマとして、山や人や道具をランク付けする構成になっています。

わたしの心に響いた山1 遠征を繰り返し、あらためて丹沢の豊かさに気づく(田中乾也さん)

やはりこういう書き手の感性やエピソードを主体とした記事を読みたくなります。

【参考リンク】
田中幹也さんのホームページ
田中幹也さんのTwitter

わたしの心に響いた山2 奥深い魅力を秘めた荒船山(馬目弘仁さん)

大衆志向でないバリバリのアルパインクライマーはSNSをやらないイメージがありますが、日常の仕事や週末の山行について発信されています。

【参考リンク】
馬目弘仁さんのTwitter

ヤマケイ読者の「理想」と「現実」

読者アンケート調査から平均的な登山者像をあぶりだす企画。こうした統計はあくまで「アンケートに回答する親切さと小まめさを持っている人」が対象となるため、そうでない側の対象がすっぽり抜け落ちているはずだよなぁ、と思いながら読みました。

理想と現実それぞれの男性登山者のイラストが秀逸です。「理想像」はキリッとしたアルパインクライマー風、「現実像」はややもっさりしたハイカー風。理想は「憧れのブランドはマムート、パタゴニア」、現実は「好きなブランドはモンベル」というあたりがウケました。俺は絶対に「現実像」とはちがうもんね、と言い張る人が多いことでしょう。もちろん私もそうです。

男性登山者だけでなく、女性登山者もやってほしい。あぁ、こういう人、いるいる企画もいいのではないでしょうか。

好きな山小屋はどこですか

やはりある程度ページ数をさいて、書く人、書かれる人の顔が浮かんでくるような記事はいいです。
1位 燕山荘(主人:赤沼健至さん)
2位 双六小屋(主人:小池岳彦さん)
3位 北穂高小屋(主人:小山義秀さん)

好きな登山家はだれですか

1位 山野井泰史さん
インタビュー記事ですが、山野井さんの言葉には含蓄があります。IT業界でいえば故スティーブ・ジョブスの域にありますね。山野井さん自身が好きな登山家についてふれられています。

PHOEBUSの広告記事

「えっ、ホエーブス? ガソリンストーブを作っていた会社がザックカバーを作ったのか」と思った人が私以外にもいるはずです。フィーバスと読むそうです。この会社は「World Way」というブランド名でユニークな製品を作っています。

【参考リンク】
フィーバス産業株式会社のザックカバー
ザックカバーとフードが一体化したモデルがあります。背中とザックのあいだが濡れにくい。

フィーバス産業株式会社のスパッツ
ファスナーを通常と上下逆にしたモデルがあります。上で噛み合せるので装着しやすい。

特別愛蔵版 串田孫一『随想集 月と歩いた峠路』刊行のお知らせ

なぜか記事本文の書体がここだけ細めの明朝体になっています。古書の雰囲気を出したのでしょうか。芸が細かい。

【参考リンク】
山を思索の場とした哲学者・串田孫一氏の 新刊『随想集 月と歩いた峠路』を限定250部の特装愛蔵版と電子版で刊行しました。
随想集 月と歩いた峠路 Kindle版

山アイテム レコメン堂 厳冬の山で指を守る「高温カイロ」

【参考リンク】
ヒートチャージャー
コーワ ヒートチャージャー貼らないレギュラー
従来の使い捨てカイロと比べて、最高温度、平均温度ともに約10度高いとのこと。最高温度76℃、平均温度63℃、持続時間8時間(40℃以上を保持し、持続する時間)

「ふるさと富士」に登ろう

神秘の八丈富士と島の文化をめぐる旅

島の海岸線近くから隆起する山には惹かれるものがあります。登りたい山の一つなので注目しました。

インタビュー 小阪健一郎 辺境クライマー

黒部横断の継続沢登りにまつわる記事です。破天荒な沢登りの世界を垣間見ることができます。一転して、海に屹立する岩峰を初登したり、ハイボルダーを初登したりといった記録も発表されています。

【参考リンク】
辺クラ同人「ヘタ沖瀬に霊長類初登頂」
桐生辻の岩場 “雄鹿が鳴くと雨ずらよ”SDスタート
小阪健一郎さんのブログ「ゆるふわアウトドアライフ♪

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