XiaomiのMi Smart Band 4をランニングウォッチとして使う

XiaomiのMi Smart Band 4を

  • ランナーズウォッチとして使えるのか。
  • どんな使い勝手、操作手順なのか。

について解説します。

Mi Smart Band 4をランナーズウォッチとして使う3つの方法

屋外ランニング +スマホ 連携

基本的な操作手順は別記事で紹介した ウォーキングと同じです。

ちがうのは、ワークアウトの種類のなかから 屋外ランニングをタップするところだけです。

XiaomiのMi Smart Band 4 屋外ランニング

自宅近くで約1kmの周回コースをジョギングしてみました。

  • Googleマップで計測すると約1.05kmのコースですが、Mi Fitアプリ上では0.99kmと判定されました。距離の誤差が小さい。Googleマップが道のど真ん中をつなぐ線を計算しているとしたら、人間が走る線は少し内側に寄るぶん1.05kmより小さくなりますから、かなりいい線をいっているのではないでしょうか。
  • さらに何度か走ったところ、1周で1.01kmという結果が多くなりました。

1周走ったときのワークアウトレポート(全体)

3周走ったときのワークアウトレポート(ペースのみ抜粋)

時間は00:18:51で距離は2.99kmと判定されました。ペースには最後の3周目が<3と表示されています。<は1kmに満たなかったことを意味します。

5周走ったときのワークアウトレポート(ペースと地図を抜粋)

時間は00:32:02で距離は5.02kmと判定されました。ペースには5kmぶんが表示されました。最後の0.02km(20m)は短すぎるせいか切り捨てられています。

地図上に1km毎のポイントを表示させると下図のとおりです。Googleマップで計測すると約1.05kmのコースです。走っている最中は1km毎にバンドがブーッブーッと2回震えるのですが、それが少しずつ手前にズレてくるので感心しました。

軌跡の正しさを検証するために、同時にYAMAPでログをとったところ、ところどころ道路からはみ出す誤差を含めてほぼ同じ軌跡となりました。同じスマホの位置情報を元にしているのですから当然と言えば当然です。

屋外ランニングのみ(スマホ  不携帯)

決まりきった周回コースを走るのであれば、いちいち軌跡を記録する必要はありません。試しに、スマホを持たずに走ってみました。

スマホが切断されるとルートは記録されません」という警告が出ますが、無視してチェックボタンを押すと、スタートまでのカウントダウンが始まります。

XiaomiのMi Smart Band 4 「スマホが切断されるとルートは記録されません」

自宅近くで約1kmの周回コースをジョギングした結果を掲載します。

  • 当然ながら、軌跡は表示されません。
  • Googleマップで計測すると約1.05kmのコースですが、Mi Fitアプリ上では0.79kmと判定されました。距離の誤差が大きい
  • 時間:00:06:45でしたが、0.79kmを1kmに換算して平均ペース:08′:30”と判定されました。

距離については内蔵の3軸加速度計、3軸ジャイロスコープで計算した数値だと推測されます。2回計測して、同じ結果でした。試しにトレッドミルモードで走ってみたところ、距離は0.8kmと判定されました(計測をストップしようとしたときは0.79kmだったが、ボタンを長押ししている間に距離が進んだ)。スマホのGPSを捕捉できない場合、実質 トレッドミル モードで計測しているのかもしれません。

 ストップウォッチ (スマホ  不要)

周回コースでスプリットタイムを正確に記録したいのであれば、 ストップウォッチを使います。

XiaomiのMi Smart Band 4 [ストップウォッチ]を使う方法

操作手順

  1.  ストップウォッチ 初期画面(時間0:00:00)でスタートボタンを押す。
  2. フラッグボタンを押して、スプリットタイムを記録する。(1回目)
  3. フラッグボタンを押して、スプリットタイムを記録する。(2回目)
  4. フラッグボタンを押して、スプリットタイムを記録する。(3回目)
  5. ゴールしたら、一時停止ボタンを押す。
  6. 時間の進行が止まるので、さらに停止ボタンを押す。
    時間を書き留めたければ、この画面で止めておきます。放置しても ワークアウトのときのようにいつの間にか消えたりしません。逆に言うと、Mi Fitアプリとは同期しないので、 ストップウォッチを終了するとどこにも記録が残りません
  7. 今すぐ終了画面でチェックボタンを押す。
    バッテンを押すと、計測結果(6.)に戻ります。
  8.  ストップウォッチ 初期画面(時間0:00:00)に戻ります。
    スタートボタンを押すと、新たに計測を開始できます。

Youtube動画

上の図でわかりにくければ、こちらの動画をご覧ください。(34秒)

まとめ

3つの方法の「できること」「できないこと」を比較すると以下の通りです。

軌跡 ペース 心拍数 記録保存 ラップタイム
屋外ランニング
+スマホ 連携
屋外ランニング(スマホ  不携帯)
 ストップウォッチ(スマホ  不要)

:できる :精度は落ちるけどできる :できない

本格的なランナーズウォッチには及びませんが、最低限の機能を備えています。

私はもともとプロトレック(スマートウォッチではない)を使っており、スプリットタイム(ラップタイム)を1回しか記録できませんでした。また、ときどきタイムを書き留め忘れることがありました。その不満が、XiaomiのMi Smart Band 4を使うことで解消されました。

登山用品

コメント

  1. KOMKOME より:

    先月この商品をAmazonから購入したのですが、例えばワークアウトの表示が、Outdoor running、Tredmillなど英語で表示されます。このブログで紹介されているように、日本語表示にするにはどうしたら良いのか分かりますでしょうか?

    • kamiyama kamiyama より:

      KOMKOMEさん、コメントありがとうございます。

      私の場合、最初にスマホのMi Fitとペアリングしたときファームウェアの更新が走りました。もっとも、その更新はフォントの更新(明朝体→ゴシック体)で、もともと日本語表示だったようです。

      Mi Fitアプリの[プロフィール]→[設定]→[アップデートを確認]で何かしら更新が走るかもしれません。ちなみに現在の[バージョン情報]は4.0.16となっています。Mi Fitアプリとスマートバンドのファームウェアは別物かもしれませんが…。

    • kamiyama kamiyama より:

      追記です。

      Mi Fitアプリの[プロフィール]→[Miスマートバンド4]で[ファームウェアバージョン]を確認できます。

      私の場合、V1.0.9.34 となっています。