ウォーターシューズ「メレルのコーストライダー」で酷暑を乗り切る

酷暑。外に一歩出たとたん、「なんで夏なのに暖房を入れてるんだよ」とボヤきたくなります。じっとしていてもYシャツの下で汗が滴り落ちる。満員電車で押し合いへし合い、耐え続けているのは世を忍ぶ仮の姿だ。本当の自分は、荒涼とした岩の殿堂や、まばゆい雪稜を闊歩している。この日々の辛苦を風雪のビバークとみなしてやり過ごそう……。

そう自分に言いきかせても、うだるような暑さからは逃れられません。私個人は特に靴の中の熱さが耐えられません。ときどき電車を途中下車し、靴を脱いで、足先の熱を放散したくなります。

登山愛好家のタウンシューズ

夏、ビジネスカジュアルOKの仕事場でメレルの「コーストライダー」を履いています。全体がメッシュなので通気性が抜群です。ジャングルモックを履いている人を時々見かけますが、「コーストライダー」を履いている人は今のところ見かけたことがありません。

水陸両用シューズは真夏のタウンシューズとして狙い目

水はけを良くするために全体が粗目のメッシュで、通気性が抜群。水陸両用シューズは、海や川に限らず、真夏のタウンシューズとして狙い目です。

ビジネスカジュアルの仕事場ではジーパン、スニーカーくらいまではOK。赤や黄色のTシャツを着る剛の者もいますが、私は派手派手しい恰好を避けたいので、モノトーンを死守しています。ちなみに上着は麻混の半袖Yシャツ(ユニクロ)、パンツはディッキーズの874ワークパンツのチャコール色です。

クローズアップ

全体

メレル「コーストライダー」全体

爪先

爪先までメッシュになっている

爪先までメッシュになっており、通気性は抜群です。

いかなる防水透湿素材もオープンエアにはかないません。

サイド

サイドの立ち上がりには非メッシュ素材が配されており地面の土埃やゴミなどは侵入しにくい

サイドの立ち上がりには非メッシュ素材が配されており、地面の土埃やゴミなどは侵入しにくくなっています。

踵をしっかりサポートする

この手の水陸両用シューズはヒール(踵)の作りが貧弱なことが多いのですが、このモデルはメレルの他のシューズと同様にしっかりとしています。

アウトソール

メレルではお馴染みのソールパターン

アウトソールはメレルではお馴染みの細胞の顕微鏡写真のようなソールパターンです。

シューレースをサロモンのクイックレースに替えた

シューレースをサロモンのクイックレースに替えた

履いたり脱いだりしやすいように、シューレースをサロモンのクイックレースに替えました。

黒い靴下を履くとインソールのオレンジ色が目立たない

インソールのオレンジ色が透けて見える

メッシュからインソールのオレンジ色が透けて見えますが、黒い靴下を履いて足をつっこむと隠れます。

黒い靴下を履くと目立たない

この写真では手前から撮っているので、爪先先端のオレンジ色が見えますが、真上から見ると黒一色に見えます。

ジョギングしてみた

試しにジョギングで使ってみました。専用のシューズと比較すると、クッション性は劣る感じですが、問題なく走ることができます。

まぁ、このシューズで本格的に走りこもうとは思いませんが、出先で体調管理のためにひとっ走りしたくなったら十分に使えます。

アプローチシューズとして

冬、ボルダリングのアプローチシューズとして履いたことがあります。きつめのクライミングシューズで一日登りまくったあとは、足が火照ります。「コーストライダー」だと快適でした。

関連モデル

残念ながら、「コーストライダー」は廃版となりました。2015年頃のモデルです。私は2016年にセール価格の5,292円で購入しました。

良い製品は廃版になる」の法則(by自分)に見事に適合しています。

復活の目はないものでしょうか。

「コーストライダー」の前に履いていたモデル、そして「コーストライダー」を履きつぶしたあと購入候補とするモデルを紹介します。

廃番になりました。

これを3年くらい履いていました。「コーストライダー」ほどではありませんが、通気性が高く、夏場に快適。価格がお手頃。足幅は2Eとされていますが、爪先側がゆったりとしたシルエットになっています。甲部のおさえが弱く、足先が遊びやすいため、長距離、長時間を歩くには辛いかもしれません。

正統な後継機種と言ってよいデザインですが、日本の公式サイトには見当たりません。

他にもAmazonで「水陸両用シューズ」や「アクアシューズ」を検索すると、いろいろヒットするのですが、落ち着いたデザインのモノは少ないんですよねぇ。

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