LOWA「チェベダーレ Ⅱ GT」で高尾山に登る

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突然破壊したLOWAの「チェベダーレ」。

登山靴の突然破壊(経年劣化による加水分解)体験記
甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根を登りはじめて30分くらい過ぎたとき、左の踵に何かまとわりつくような違和感をおぼえました。「木っ端か石ころか、ソールに嵌まったかな」足に目をやったところ、ガーーーン😱。ソールの踵部分が剥がれてますやん。ついにきた、登山靴...

当初は修理するつもりでした。アウトソールのみならず、ミッドソール、ランドラバーまで刷新すると、費用は2万5千円くらいだそう。

……が、インターネットを波乗りしていたところ、今春「チェベダーレPRO GT」が発売されて、旧モデルの「チェベダーレ Ⅱ GT」がかなり安くなっているじゃありませんか。

「さかいや・登山とアウトレットの店」だと、税込み35,420円、送料無料、楽天で2,322ポイント(5倍+4倍UP) が付きます。自分のサイズ、UK8.5だけまだ在庫がありました。初代チェベダーレを好日山荘で買った時もそんな感じでした。運命か。

買うしかありません。

わたしが注文した直後、「在庫切れ」と表示されました。(が、数日後に見ると、また売り出しました)

注文した二日後に受け取りました。

開梱の儀。

箱の横に仕様を記載したラベル。

ジャジャーン。ターコイズの色味が美しい。

ソールは先代の「Vibram DOLENT」から「Vibram SCALATORE EVO」に変わりました。

ランドラバーを比べると、新品と使い古しの差は明らかです。

ミッドソールの劣化を直接見ることはできませんが、ランドラバーを見ればある程度判断できると今回学びました。

ラバーのマットな質感が失われ、ひび割れて、プラスチックみたいにテカテカ光っていたら、修理するか買い替える頃合いです。

足首部分のレースアップシステムは先代の「織テープ」から「金属製のフック」に変わりました。

「クライミングゾーン」(つま先)のソールパターンが変わりました。

靴紐については、はっきり改善したと言ってよいでしょう。

先代は長さが205cmくらいあって、かなり余りました。蝶結びの輪っかを2回フックにかけて処理する手間がかかりました。二代目は20cmくらい短くなり、フックにかけるのは1回ですみます。

登山靴の靴紐、死なない結び方
なぜここで滑落、転落?という場所で事故は起きます。何万人もの登山者が、何万歩も岩稜帯を歩けば、そのうちのたった一歩が安全の閾値を超えて、取り返しのつかない事態を招きます。そのうちの数パーセントは、靴紐の蝶結びを「足元の枝にひっかけた」「反対...

また、若干太くなり、引き絞るとき手に食い込まなくなりました。

インソールもやや肉厚になりました。

さあ、高尾山で履きならしましょう。

スタイルはいつもの感じ。

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③Tシャツ:ノースフェイスの「ショートスリーブGTDメランジクルー」

④スマートウォッチ:Xiaomiの「Redmi Watch 5」

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⑤トレッキングパンツ:ノースフェイスの「バーブパンツ」

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いつもどおりノースフェイス多めです。

ロープウェイ駅前のベンチで、ぐいと靴紐を引き絞ります。甲のいちばん上のフックがストッパーとなり、手を放しても靴紐が緩みません(I-Lockシステム)。LOWAの登山靴のいちばん好きなところです。足首よりうえを落ち着いて結ぶことができます。

現在、高尾山の稲荷山尾根は通行止め(危険木処理のため)。前日の台風のなごりで少しぬかるんだ6号路を登り、1号路から下りました。

ほんとうは中部山岳方面に足を伸ばしたかったところです。台風の翌日なので、交通機関に支障があったり、山道が崩壊していたりすると厄介です。大事をとって近場で足慣らしとしました。

さっそく新品の靴が泥ハネの洗礼を受けました。

新品で硬いせいか、ややロボット歩きとなり、足裏がいつもより疲れました。

高尾山駅前のマクドナルドで人心地。この時期、月見バーガーを食べずにはいられません。


「チェベダーレ」は、岩稜歩きを想定した靴です。はっきり言って高尾山には向きません。

最新の「チェベダーレPRO GT」をレビューした山と渓谷オンラインの記事が、この靴のつかいどころを見事に解説しています。

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初冬・残雪期の高山帯にも対応できる、守備範囲が広い靴ですよ。

登山用品
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