1980年代、僕らは靴紐の予備をこうして携行した【チェーンノット】

ニッカボッカーズを引き立てるアクセサリー

たぶん僕らの先輩達の1970年代、いやもっと昔から連綿として受け継がれてきたのでしょう。

誰に教わるともなく、靴紐の予備をニッカボッカーズの腰にアクセサリーのように飾り付けてぶらさげました。ワンダーフォーゲル部の全員が全員ではなく、オシャレ感度が高い(笑)一部の部員がそうしていました。

もっさりした印象のニッカボッカーズをちょっとだけ引き立ててくれます。


以前に紹介した「ウインパー型テント」といっしょに。


雪の槍平で。


高尾山でも。

四半世紀以上ぶりにやってみた

結び方


靴紐を揃えて、ベルトループに通し、真ん中で二つ折りにします。


靴紐をたばねて持ち、引き解け結びを作ります。


引き解け結びの輪の中から、下側を引き出して、さらに引き解け結びを作ります。


クローズアップです。引き解け結びを作り、その輪の中に指を突っ込みます。


下側を引き出して、さらに引き解け結びを作ります。それを繰り返します


残りが短くなったら、末端を引き出します。

これで完成です。

ほどき方


ほどくには末端を引き抜きます。


クローズアップです。末端の引き抜き方にコツがあります。


最後の輪ではなく、もうひとつ前の輪から先端を引き抜きます。

たぶん「あれ、これだと結んでしまうんじゃない?」と錯覚するでしょう。

先端さえ引き抜けば、あとはそのまま引っ張ると全部ほどけます。

チェーンノットの本来の用途


この結び方は正式には「チェーンノット」と呼ばれています。


登山の世界では、シュリンゲをコンパクトにまとめるために使うことが多いです。


こんな感じにまとめれば他のシュリンゲとからみにくくなります。


この例では末端を通してしまいましたが……。


現場でさっと使えるように末端を引き解け結びで処理したほうがよいかもしれません。

Youtube動画にしてみた

写真だけだとわかりにくいので、動画をご参照ください。

「おまけ」として、ちょっとした手品が入っています。

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