スマートフォンで置き撮りするとき便利な道具を発見しました。その名は「MAGIC PHONE HOLDER」。日常生活で取り回ししやすいだけでなく、雪山登山において簡単にピッケルやトレッキングポールに取り付けることができます。
開封の儀
外箱
「なんちゃってiPhone」を見つめる男性の瞳に哀愁を感じます。
同梱物
接着面をクリーニングするためのアルコールシート、予備の両面テープが付属しています。
本体
サイズはこんな感じ。重量は約45g。接着テープは定番の3M社謹製です。
スマートフォンに接着する
おサイフケータイ(Ferica)や無線充電(Qi)との相性に注意したい
スマートフォンにTPU製のカバーをかぶせ、その上から接着します。スマホの背面にコンパクトに折りたたむことができます。ポケットに出し入れするとき邪魔になりません。
このスマホ(OPPO Reno 7a)のサイズは約 6.4インチ。横位置でちょうど収まります。もっとコンパクトなスマホでは、回転させて縦位置にしないとはみ出します。
接着部は多少たわむが剥がれる心配はまずない
キックスタンドを引っ張ると、接着部がたわみます。これは接着力が弱いわけではなく、スマホカバーの柔軟性で膨らんでいるだけです。よほど強い力を加えなければ、不意に剥がれる心配はありません。
融通無碍な使い回し
バンカーリング(Bunker Ring)として使える
バンカーリングのように指を挿しこんでスマホをしっかり片手保持できます。
縦位置でも横位置でも自立する
日常のスナップ写真を撮りたいとき、さっと縦位置でも横位置でもスタンドを立てることができます。念のため言うと、接着部の円形部分がプロペラのように360度回転します。接着し直しているわけではありません。
もちろん仰角/俯角の調整も可能。フレームの関節部分の摩擦力はなかなか強く、よほど振り回さない限り、スマホの重さで垂れ下がることはありません。
100均のスマホスタンドを持ち歩く必要がなくなりました。
ピッケルに取り付ける
ピッケルカバーを利用すれば、ブレードの上に立てることができます。
ちなみにピッケルカバーのショックコードを利用すれば、スマホ単体をピッケルに取り付けることさえ可能です。
雪山での自撮り。ピッケルカバーでスマホをピッケルに固定するの図。裏側は、ピックカバーとブレードカバーを交差して引っ掛けます。 pic.twitter.com/EkIqWEskD6
— 神山オンライン (@kamiyama_online) March 26, 2023
トレッキングポールに取り付ける
マジックテープか何かでスタンドをぐるぐる巻きにすれば、トレッキングポールのグリップに取り付けることができます。
スマホが不意に脱落して岩にぶつかったり雪に埋もれたりしないように、ネックストラップ等を介して、ハンドループに接続しておくことを強く推奨します。
マジックテープがない場合、スタンドをグリップに巻き付けて、ハンドループで重量を支えると一応固定できます。
簡易型のキックスタンドも悪くない
もっと軽量コンパクトな製品はないものか。「スマホ キックスタンド」で検索すると、シンプルな形状の製品が見つかります。自転車のキックスタンドを彷彿とさせます。
本体の重量は約25g。軽量コンパクトな代わりに、スタンドの安定感は劣り、角度調整の自由度は低くなります。
縦位置ならピッケルのブレードに立てられますが、横位置だと支点が重心からズレているため水平に維持するのが困難です。
アウトカメラは俯角に限定されます。インカメラで自撮りしたり、お化粧を直したり(?)、動画サイトを視聴する用途には申し分ありません。
軽量版の「MAGIC PHONE STAND」がさらに良い
軽量版の「MAGIC PHONE STAND」を追加購入しました。スタンダード版より10g軽いとされています。
土台の面積が丸い部分のみになり、その分軽くなっています。接着部の強度が落ちるかと思いきや、もともと丸い部分のみ接着していたので特に変わりません。お値段は若干高いものの、これから購入する人にはこちらをお勧めします。
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