目からウロコの自撮り棒P08-Selfie、軽量コンパクト登山におすすめ

軽量コンパクトな自撮り棒を購入しました。

標準サイズの自撮り棒をすでに所有していますが、荷物が多い雪山テント泊などでは軽量化のために装備から外すことが多いです。「もう少し軽ければ……」と思っていたところ、良さげな製品を見つけました。

開封の儀

外箱

外箱の外観はこの写真の通りです。上面と下面には何も印刷されていません。

同梱物

自撮り棒本体のほかに、

  • Bluetoothリモコン(工場出荷時に本体に取り付け済み)
  • 取扱説明書
  • 1/4インチねじアダプタ
  • USB充電コード(USB Type-A → Micro USB Type-B)
  • リモコン用の予備電池(CR1620)

が付属しています。

取扱説明書

製造元は不明です。おそらく中華製。連絡先は電子メールアドレス(esther@iskeyteam.com)とLine ID(00939766)だけです。

仕様

製品 P08自撮り棒
クリップ伸縮幅 6.5cm~9.5cm
折りたたみ 15.6cm
延長長さ 72.5cm
自撮り棒重量 132g
リモコン用バッテリー CR1620(交換可能)
電圧 3V
バッテリー容量 70mAh
Bluetooth仕様 5.2
商品名 P08-Selfie

使い方

スマートフォンをセットしてみた

本体をたたんだ状態

本体をひらいた状態

スマートフォンをクリップにはさんだ状態

このスマホはHUAWEIのMate 10 Proで、ディスプレイは6.0インチ、高さは約154.2cm、横幅は約74.5mm、重量は約178gと標準的なサイズ感です。

クリップの伸縮幅は6.5cm~9.5cm。バネの圧力は適度だと感じました。強すぎてスマホを痛めないか心配になったり、逆に弱すぎてスマホが脱落しないか不安になったりすることはありません。

クリップは360度回転します。角度を固定するネジのようなものはなく、適度な摩擦力で止まっているだけです。よほど重いスマホをはさんだり、振り回したりしなければグラつかないでしょう。

横位置にセットした背面

縦位置にセットした背面

リモコンを使ってみた

自撮り棒のハンドルにセットした状態

リモコンの物理ボタンは1つだけです。上部の青いLEDランプが現在の作動状態を示します。

使用法は以下のとおりです。

  1. 電源ON:
    リモコンの電源ボタン(📷アイコンの丸ボタン)を約3秒長押しします。LEDランプが1回点滅します。
  2. ペアリング:
    スマホのBluetooth設定を開き、周辺のBluetooth機器を検索します。「P08-Selfie」が表示されたら選択します。「接続済み」と表示されたらペアリング成功です。

  3. 撮影:
    スマホのカメラアプリを起動します。リモコンの電源ボタン📷を押すと、カメラアプリのシャッターが作動します。
  4. 電源OFF:
    電源ONまたは待機状態で電源ボタン📷を約3秒長押しします。LEDが3回ほどチカチカ点滅します。

取扱説明書には、リモコン作動中にはLEDランプが点灯するかのような記述がありますが、私の手元では電源ONと電源OFFの操作時に点滅するのみです。

2回目以降は、ペアリングの作業は必要ありません。スマホのBluetoothをONにして、リモコンの電源をONにすると、自動的に接続します。

10分間何も操作しないと待機状態になり、さらに10分後に自動的に電源OFFとなります。

撮り歩きしている最中には、いちいち電源OFFするのは面倒です。自動OFFにまかせます。次のシャッターチャンスで、電源ボタン📷を押してもシャッターが作動しなかったら、3秒間長押しして再度接続するという使い方が実用的です。

「いま電源がONなのかOFFなのか」がわかりにくいのは難点かもしれません。

電池ボックスと予備電池

リモコンの裏ブタは簡単にスライドして開閉できます。

小型のボタン電池CR1620が工場出荷時にセットされています。それとは別に予備の電池が付属していました。

コンパクトデジタルカメラをセットしてみた

1/4インチネジ用のアダプタ

アダプタをセットした状態

コンパクトデジタルカメラをネジにセットした状態

こうした安価な製品ではネジの加工精度が悪く、固かったり緩かったり、ネジの最奥でカメラが正面を向かなかったりすることがあります。本製品は問題なし。ネジの余長をリングで締めてグラつきを防止できます。

三脚をひろげて置き撮りする状態

LEDライトを点灯してみた

クリップの上部に自撮り用のLEDライトを搭載しています。

内蔵バッテリー容量は50mAh。高輝度での使用時間は1.5時間、低輝度での使用時間は6~7時間とされています。

電源ボタン

左側に電源ボタンを備えています。電源ボタンを押すにつれて、輝度と色温度が変わります。消灯するには3秒長押しします。

充電ポート

上側にUSB充電ポート(Micro USB Type-B)を備えています。充電中は赤く点灯します。充電完了すると消灯します。

重量をはかってみた

これまで使ってきたYUNTENGの自撮り棒は実測で223g。本機は実測で135g。半分近くまで軽量化できました。もちろん、伸ばした時の全長はYUNTENGの約1mに対して73cmと短めになります。

登山におすすめ、YUNTENGの三脚付きワイヤレス自撮り棒(セルカ棒)
先端が自由雲台になっている自撮り棒(セルカ棒)は意外と少なく、やっと見つけた安価な商品がYUNTENGブランドの三脚付きワイヤレスセルカ棒です。この製品を利用しているYouTuberをよく見かけます。

まとめ(作例)

赤岳鉱泉で八ヶ岳の岩壁を背景に手持ちで撮ったのが上の写真(↑)です。人物主体なら、これでも悪くありません。が、画角が狭いので、上半身全体を収めるのは難しく、もし同行者が並ぶと背景はあまり映りません。

自撮り棒(P08-Selfie)で撮ったのが下の写真(↓)です。これくらい画角が広ければ、上半身全体が映ります。同行者が並んでも背景が十分に映ります。

この自撮り棒のBluetoothのバージョンは5.2。スマホ側も同様なら、100mくらいの距離でも電波が届きます。三脚モードでの置き撮りも仕放題です。

夜、テント内でLEDライトを照らして撮影するとこうなりました(↓)。

外に出て、思い切り手を伸ばしてもこれくらい映ります(↓)。黒いジャケットを着ているので、胴体は闇に紛れていますが、ニット帽の色味がわかります。(背景は寝静まった赤岳鉱泉)

テーブルランタンとして利用できるのは嬉しい想定外でした(↓)。

テントの前にシートを広げて、お茶タイム。こんなショット(↓)が気軽に撮れるのはやはりいいですね。

これからどんどん高山帯や岩稜に連れていきます。

登山用品

コメント

  1. とても軽量ではじめての使用感は
    気に入っています。良い感触で満足しています

  2. フジシタヒロシ より:

    初めて自撮りを体験することになりました。コンパクト
    カメラも使えるので、重宝しそうで、購入しました。これから挑戦
    が楽しみになりました

    • kamiyama kamiyama より:

      フジシタヒロシさん、コメントありがとうございます。
      気軽に持ち歩ける軽さですよね。自撮りライトをテーブルランタンとして利用できるので登山やキャンプに持って行く理由が増えました。

  3. ジョセフィーヌ より:

    使い方全くわからなかったので、ググってこちらにお邪魔しました。
    ありがとうございました。
    完璧でした!
    これから活用したいと思います。

    • kamiyama kamiyama より:

      ジョセフィーヌさん、コメントありがとうございます。
      お役に立てて良かったです。記事にした甲斐があります。

  4. うみちゃと より:

    とても使いやすく満足しています!

    • kamiyama kamiyama より:

      うみちゃと さん、コメントありがとうございます。
      自撮りライトが便利ですね。