ジオグラフィカとHUAWEIスマホの相性

ジオグラフィカとHUAWEIスマホは相性が悪いとされています。

私のHUAWEI Mate 10 Proも例外ではありませんでした。

それを克服する過程で導入したアプリや、意外な結末について記事にします。

ジオグラフィカとHUAWEIスマホは相性が悪い

HUAWEIスマホの強力な省電力機能

ジオグラフィカの作者様が嘆いておられます。

HUAWEIスマホの強力な省電力機能が、バックグランドで動作しているアプリを強制スリープさせてしまうため、トラックログを安定して記録できない不具合が発生しやすいとのこと。

YAMAPでも同様の不具合が発生しやすいらしく、対処法が公開されています。

近接センサーで画面を消灯

ジオグラフィカの[近接センサーで画面を消灯]機能

そこでジオグラフィカには[近接センサーで画面を消灯]という機能が追加されました。スマホをポケット等に入れて画面をふさぐと、バックライトが消灯します。ポケットから出すと、点灯します。

  • ジオグラフィカがスリープしないようにフォアグランドで動かしたままにする。
  • 画面のバックライトだけ消してバッテリーの消耗をおさえる。

という苦肉の策です。いちいち電源ボタンを押して消灯/点灯しなくて良いという意味では一石二鳥です。

デイパックのサイドポケットに出し入れするYoutube動画(約13秒)にしてみました。

HUAWEIのスマホではこの機能が自動的(強制的)にONになります。手動でOFFにしても、こんなメッセージが出て、再度ONになります。

確認 『近接センサーで画面を消灯』をオンにしました。HUAWEIのスマホはバックグランドで安定してログを記録できない仕様なので、スマホをスリープさせずにポケットに入れてログを記録してください。画面は近接センサーにより消灯します。

ほとんどのスマホが前面カメラの周辺に近接センサーを備えています。電話アプリで通話中に耳を近づけると誤タッチを防止するために画面が消灯する動作がいちばん馴染み深いでしょう。

近接オートロックは普段使いでも便利だ

ジオグラフィカの[近接センサーで画面を消灯]機能は、ジオグラフィカがフォアグランドで動作しているときだけ働きます。他のアプリがフォアグランドだと働きません。たとえば、ジオグラフィカからカメラに切り替えて、写真を撮影したあと、うっかりそのままポケットに入れると、画面が点灯したままとなり、バッテリーを無駄に消耗します。

どのアプリがフォアグランドになっていても[近接センサーで画面を消灯]機能が働いてほしい。登山に限らず、普段使いでもそのほうが便利な場面は多いのではないでしょうか。

それを可能にするアプリ(Android限定)を探しました。

近接オートロック

近接オートロック

近接オートロック

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Nexus5やZenfone 2で動作を確認しました。Androidのバージョンは6台です。

HUAWEI Mate 10 Proでは動作しませんでした。HUAWEIスマホとの相性なのか、Androidのバージョン9との相性なのかは不明です。

ScreenOff Proximity

広告無し スクリーンオフ近接センサー(ScreenOff Proximity)近接センサーで画面消灯

広告無し スクリーンオフ近接センサー(ScreenOff Proximity)近接センサーで画面消灯

Kazu Pinklady無料posted withアプリーチ

「近接オートロック」と同様の機能を実現します。HUAWEI Mate 10 Proで動作を確認しました。

Keep Screen On

Keep Screen On

Keep Screen On

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HUAWEI Mate 10 Proは[スリープ]の設定を無効化できません。最大で[10分]たつとスリープします。近接センサーで画面を消灯しただけのつもりなのに、知らぬ間に強制スリープする可能性があります。そこで「Keep Screen On」なるアプリを導入して、画面を常時点灯するようにしました。

「近接センサーで画面を消灯するアプリ」と「画面を常時点灯するアプリ」が同時に動作している状態です。うーむ。なんだかワケがわからなくなってきました。

同じHUAWEI製品でもタブレットのMediaPad M5 Proには[スリープ]を[有効にしない]選択肢が存在します。Nexus5やZenfone2には[スリープ]を[使用しない]選択肢が存在します。

何故かバックグラウンドでも問題なく動作するようになった

ジオグラフィカがバックグランド問題なく動作する

さんざん奮闘して、やっと快適になったわい、とほくそ笑んでいたある日のこと。

あれ? 特に何も手当てしなくてもジオグラフィカが動作している……。

カメラをフォアグランドにして写真を撮影。そのまま手動で電源ボタンを押して消灯。その状態でも問題なくトラックログをとり続けてくれます。定期的に「ピヨッ、ピョッピョッ♪」と小鳥の鳴き声がします。標高や距離を音声案内してくれます。

今までの苦労は何だったんだ? どうしてこうなったんだろう。

ひとつ思い当たるのはHUAWEI Mate 10 Proから導入された人工知能(AI) です。公式サイトにはこう書かれています。

HUAWEI KIRIN970は、あなたがHUAWEI Mate 10 Proをどのように使用するかを理解し、最も効率的なモードを予測し、パフォーマンスを最適な状態に保ち続けます。

ひょっとして、バックグランドでGPSを利用することを学習してくれたのでしょうか。

今となってはわかりません。それを検証するためにスマホを初期化してやり直すほどの探求心はありません。

登山地図アプリとHUAWEIスマホは相性が悪いとされていますが、人工知能(AI) を搭載した機種なら期待を持てます。

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