厳冬期の三千メートル級の山で安心して使えるボールペンを探しました。
ハイスペックならスペースペン
低温でも無重力でも水中でも書ける言えば、昔はスペースペンが定番でした。ICI石井スポーツの総合カタログに掲載されていた記憶があります。最廉価モデル(たしか全体が銀色)を購入しましたが、とうの昔に断捨離しました。“ドライアップ(乾燥)がなく100年以上の保管も可能”らしいので、とっておけば良かった。
安価で入手しやすい「パワータンク」
低温に強いボールペンを探したところ、三菱鉛筆の油性ボールペン「パワータンク」が真っ先にヒットしました。スペースペンほどのスペックではありませんが、安価で入手しやすく、日本の雪山で使うには十分です。
キャッチフレーズは次のとおり。
上向きでも書ける
濡れた紙にも書ける
氷点下でも書ける
約3000phaの圧縮空気
どこかで「マイナス20℃でも書ける」と読んだのですが、公式サイトの紹介ページには見当たりません。2011年1月18日のプレスリリース詳細にその記載を見つけました。
耐水紙のノートと組み合わせる
ライフの「アウトドアノート B6」と組み合わせました。耐水紙なので防滴対策に気を使わずにすみます。ダブルリングにボールペンのクリップを引っ掛けてペンホルダーにできます。
リフィル単体で筆記できる
中身のリフィルは圧縮空気が仕込まれているのでなかなか太いです。ん? これだけ太ければ、リフィル単体で筆記できるのではないでしょうか。
リフィルの寸法は直径7.5mm×全長111.5mmです。
リフィルの実測重量は約4gです。
リフィル単体を購入することが可能です。
紛失防止の簡単な加工
紛失防止のため、ループを付けましょう。
リフィルの尻に数センチのゴム紐をU字型に当てがって、黒いビニールテープでひと巻きします。これだけだとゴム紐がすっぽ抜けやすいです。
ゴム紐の端を折り返して、さらにその上からテープを巻きます。
ゴム紐でリーシュを作ります。末端のループは「もやい結び(ブーリン・ノット)」で作ると良いでしょう。
ゴム紐のリーシュをノートのリングに通します。
ゴム紐のリーシュを縦に巻き付けてしおりにします。
ノートのリング径が大きければ、ペンをリングの中に収納できます。
ほぼ同サイズ・同重量のシャープペンと互いの弱点を補完する筆記具として、いっしょに携行するのも良いでしょう。
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