レインパンツを靴を履いたまま汚さず素早く履く方法

しだいに強くなる雨。レインジャケットはすぐに着れるけれど、レインパンツを履くのが面倒くさい。わざわざ靴を脱いで足を通すのは面倒くさい。

山の中では快適に腰をおろして身づくろいできる場所はそうそうありません。

「うーむ。レインパンツを着ていたら、あの濡れた岩に腰かけるのになぁ」とボヤいても始まりません。そのレインパンツをこれから履こうとしているのですから。

標準的なレインパンツには裾から膝の高さくらいまでファスナーが付いており、「登山靴を履いたまま着脱しやすい」とされています。が、ゴツい登山靴だと固い靴底がつっかえて、足を通すのは窮屈です。泥にまみれた登山靴を強引に通すと、レインパンツの内側が汚れて、トレッキングパンツに濡れ戻ります。

結局、レインパンツをはかずに歩き通して、下半身がずぶ濡れになった経験はないでしょうか。

この記事では「レインパンツを靴を履いたまま汚さず素早く履く方法」を紹介します。

レインパンツを靴を履いたまま汚さず素早く履く方法(プランA)

  1. 登山靴のうえにポリ袋を履く。
  2. あとは普通にレインパンツに足を通すだけです。
  3. あら不思議。ゴツい登山靴がするりと裾まで通りました。

レインパンツの内側が汚れることなく、拍子抜けするほど簡単に足が通る、一石二鳥の方法です。

使用したポリ袋はこちら。サイズは横25cm×縦35cm×厚さ0.01mm。どこにでも売っている、ありふれた商品です。

重量は1枚で2g。レインジャケットのポケットに2枚くらい忍ばせておきましょう。

もちろん、あり合わせのレジ袋でもOKです。

レインパンツを靴を履いたまま汚さず素早く履く方法(プランB)

ポリ袋を持ち合わせていない場合のプランBもおぼえておきましょう。

  1. レインパンツの裾を内側に折り込んで、腰のほうまで引っ張り出します。(右足の例)
  2. レインパンツの裾に登山靴を差しこみます。裾のファスナーを少し開くと、カカトまでしっかりくるむことができます。
  3. 膝の折り返しあたりをきれいな円筒形に整えます。これを怠るとうまくいきません。
  4. 足を押し込みます。プランAほどスムーズではありませんが、カカトが引っかかることなく入っていきます。
  5. 登山靴の泥汚れは裾の外側に付着します。雨が洗い流してくれるでしょう。

以上、「レインパンツを靴を履いたまま汚さず素早く履く方法」でした。

〇〇ハックでは読めない登山用レインウェアの選び方
レインウェアは常時着用せず、行動中はザックのなかに収納する。山に出かけて帰宅するまで、一回も使わないことさえあります。そのため軽量コンパクトさが優先される傾向にあります。内側にたくさん着込むことを想定しないため、シルエットは比較的細身です。
レインウェアについて語るときに我々の語ること【対話編】
とある大学ワンダーフォーゲル部の先輩OBと新人が登山用品店を訪れて、レインウェアを選んでいます。新人はGWの新入生強化合宿でゴム引きのカッパを持ってきて、雨のなか蒸れ蒸れになりながら数時間歩きました。
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