モンベルの古いデルタガセットポーチを愛用しています

モンベルの古いデルタガセットポーチを愛用しています。15年くらい前に買った気がします。

別のウエストポーチや、今風のサコッシュも持っていますが、自然とコイツに戻ってきます。どこが良いのか、どう使っているのか書いてみます。

外観

全体像

裏側のパッド

裏側のパッドは適度でコンパクトです。

武骨なファスナー

止水タイプではない武骨なファスナーが付いています。ファスナーに覆いかぶさるようにフラップが付き、防滴性が高くなっています。

デルタガセット

「デルタガセットポーチ」の命名の由来はこの三角形のマチです。

内側

メインコンパートメント内部にはベルクロ留めのスリーブが付いています。フロントポケットにはマチがあり、ある程度厚みのあるモノも入ります。

使い方

身の回りの小物を入れる

特に夏場、上着がTシャツだけだと小物を身に付けるポケットに困ります。

夏の上高地に向かうバスで、デカザックはバスの床下に格納し、財布、地図、ウォークマンくらいを身に付けて、座席に収まります。まだ登山は始まっていませんが、バスの車窓に見えるダムや橋や目に留まったピークを確認したくなることがあります。それに飽きたら、ウォークマンを聴きながら、窓ガラスにもたれます。

ときどき熊鈴。フロントポケットに押し込めば振動しにくいので、登山の行き帰りでチャリンチャリン鳴りません。ポーチの奥底をさらったら、カメラのクイックシューやネジ回しの10円玉が出てきたりします。

バックパック補完ノーマルスタイルとサコッシュ風斜めがけスタイル

上高地街道ではまだ日常感覚を引きずっています。多少腰回りがゴロゴロしてもつけっぱなしで歩くことがあります。ザックを置いて、明神池を観光するなら、サコッシュ風に斜めがけしても良いですね。

臨時のサイドポケット

腰回りをすっきりさせたければ、ポーチをザックの胴体に巻き付けて臨時のサイドポケットにします。こうした融通無碍さゆえに、ついサコッシュではなくウエストポーチを使う場面が多くなります。

レジ袋有料化に対応

2020年7月1日からスーパーやコンビニのレジ袋が有料化されました。

よく駅のNEW DAYSで「ちょっと大きなモーニングワッフル」と「エキナカフェ」を買い込んで、ホームや電車内でむしゃむしゃやるのですが、レジ袋がないと両手に一品ずつ持って立ち往生することになります。ワッフルのパッケージを引き裂くのさえ困難です。毎回小さな袋を携行することを検討しましたが、「そうだウエストポーチが良い」と思いつきました。コーヒーカップを入れても倒れません。

まとめ

ウエストポーチなんて星の数ほどありますから、適当なサイズとお好みのデザインで選べば良い。ですが、ひとつだけアドバイスします。

ウエストポーチの形状は、ざっくり言えば「ボックス型」と「バナナ型」の2つ。

  • ボックス型
    コンパクトに見えても比較的モノが沢山入ります。ファスナーが直線的なので開閉しやすいです。日常使いする場合には、上部に直線的なファスナーが付いているほうがモノを出し入れしやすく、またファスナーを開け放したままモノを仮置きするのにも便利です。
  • バナナ型
    全体の容量は大きくても、湾曲しているので、なかに入れるモノの形状によっては容量が限定されることがあるので要注意です。ファスナーが弧を描いているので、開閉しにくい傾向があります。

上の写真では右の「バナナ型」の容量が大きく見えますが、ある程度厚みのあるモノを入れようとすると、実質の容量は同じくらいです。

と、なんだか我田引水的ではありますが、モンベルのデルタガセットポーチは安価で、ペラペラし過ぎずゴツ過ぎず、なかなか良い選択肢だと思います。

現行モデルはファスナー沿いのフラップがなくなり、より開閉しやすくなっています。

……と、ここまで書いてきましたが、2021年8月、すこし容量に余裕がある別ブランドのウエストポーチに買い換えました。

登山におすすめのウエストバッグ、ドイターの「ベルト II」
登山においてはウエストバッグ(ウエストポーチ)もまた「装備の軽量化」と「利便性の確保」のはざまで選択に頭を悩ます装備です。厳しい登山ではそもそも装備から削るでしょうが、ゆるめの登山ではウエストバッグがあると何かと便利です。

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