Google Keepがチェックリストの階層化に対応しました。
2018年5月末~6月初頭にリリースされた模様です。
新機能の通知
Androidの通知
アプリの更新後、最初の起動時に「リストのアイテムをスワイプするとインデントできます」とオーバーラップ表示されます。
Windows10の通知
Windows10のWEB版(Chromeブラウザ)ではメモの下部に「インデントするには、リストのアイテムをドラッグするか、ショートカット<Ctrl>+]/[を使用します。」と表示されます。
- Ctrl+ [ … 逆インデント
- Ctrl+ ] … インデント
バージョンの確認
Android版で確認したところ、「バージョン4.1.211.10.70」となっていました。
iOSの通知
私はiPhoneやiPadなどiOS機器を所有していません。
App Storeのプレビュー画面で新機能として「リストアイテムをインデントできるようになりました。」と記載されていることを確認しました。「バージョン2.2018.22103」となっていました。
操作性の確認
アイテムを右へドラッグしてインデントする
ベタ打ちのテキストをGoogle Keepのメモに流し込むと、最初はカテゴリ名「テント、ツェルト、シェルター」「寝具」と、各アイテムが同じ階層になっています。
マウスカーソルをチェックボックス付近に当てると、ドラッグインジケータ(6つの点のアイコン)があらわれます。マウスで右側にドラッグするとインデントできます。タッチ操作の場合、右側にフリックします。
子アイテム6個をインデントします。
これで親アイテム – 子アイテムのサンプルリストが完成しました。
子アイテムをチェック(選択)する
子アイテムをチェック(選択)すると、チェックボックスにレ点が付いて、末尾に移動します。
ちょっと不思議な見た目になります。親アイテム「テント、ツェルト、シェルター」がいっしょに末尾に移動します。この親アイテムはいわば「ダミー」であり、いまチェックした子アイテムがどの親アイテムに属していたか判別できます。
子アイテムを全部チェックする
子アイテムを全部チェックすると、親アイテムだけが残ります。
残った親アイテムをチェックすると、親アイテムの「実体」も末尾に移動します。
このあたりの仕様には賛否両論ありそうです。私個人は「子アイテムを全部チェックしたら、親アイテムが自動的にチェックされる」仕様がいいと思います。
親アイテムにチェックを入れたり外したりすると、子アイテムが連動する
末尾に移動した親アイテム「テント、ツェルト、シェルター」のチェックを外せば、子アイテム全部をいっしょに元の場所に戻すことができます。
チェックリストの再利用
こうして階層化できるようになったので、登山装備チェックリストは一つのメモで完結します。ほかの登山計画で再利用するには「コピーを作成」するだけです。
インデントは1回まで
いまのところインデントは1回までです。2回、3回とインデントできれば、より深い階層構造のリストを作成できますが、1回できるだけでも使い勝手は大幅に向上します。
今後のさらなる機能追加に期待します。
「選択したアイテムを末尾に移動する」をOFFにできる
「設定」画面から「選択したアイテムを末尾に移動する」をOFFすると、チェックしたアイテムが末尾に移動しなくなります。
チェックしたアイテムは元の場所にとどまります。これなら「親アイテムのダミー」問題が起こりません。登山装備チェックリストではこちらのほうが自然です。初期設定では「選択したアイテムを末尾に移動する」はONになっていますので、OFFにしてお試しください。
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