山幸のオリジナル軽登山靴のソールを貼り替えた

山幸のオリジナル軽登山靴のソールを貼り替えました。

購入時の記事はこちらです。

山幸のオリジナル軽登山靴で高尾山に登る
ただ郷愁のためでなく 2017年3月のこと。学生時代に履いた「アイガー」がブランド名を変えて、現在も製造、販売されていると知りました。寝ても覚めてもこの靴のことを考えてしまいます。合理的な購買理由などありません。ただ郷愁を癒したいだけかもし

モンベルのアルパインクルーザー2000をしばらく履いてみて、あらためてオールレザー登山靴の味わいが懐かしくなりました。数か月履いたら、しっかり汚れを落として、保革油を塗り直して、しばらく休ませる……というサイクルで2足を交互に履くつもりです。

モンベルのアルパインクルーザー2000で高尾山に登る
山幸のオリジナル軽登山靴が第一線から引退 2017年4月初頭から山幸のオリジナル軽登山靴を履き始めました。 2年間でこの靴を履いた山行日数が約50日。高尾山ハイキング程度は3回で1日分とみなします。つま先は傷だらけで、ソールのパターンが浅く...

吉祥寺の「山幸」に持ち込んで依頼

吉祥寺駅南口の「山幸」に持ち込みました。2019年6月下旬に武蔵境駅北口に移転するそうです。

店のご主人は靴を見て、「お手入れの状態は最高です」と褒めてくださいました。写真では映し切れていませんが、濡れたような艶があります。これはコロニルのナノクリームだけでは出せない艶です。

レザーワックス(保革油)が残り過ぎているとリソール作業の邪魔になるだろうと考えて、ひと月くらい前に塗ったきり控えていました。登山後つま先の傷にナノクリーム(防水80%/保革20%)をちょこちょこっと塗ったくらいです。それでもブラシで磨くと、艶が染み出してきます。

約2週間後にリソール完了の電話連絡をいただきました。受け取り時に8,000円(+消費税)を支払います。そのときまた「お手入れの状態は最高です」と褒めてくださいました。

そこまで褒めてもらえた秘訣(と言うほどでもない)についてはあとで書きます。

リソール前後の比較

山幸のご主人は、つま先とかかとの減り方を見て、「大柄の人は大股で歩きがちだからこんな感じに減りやすい」と言い当てました。はい。私はトレーニングを兼ねた低山ハイキングで、意識的にストライドを大きく、速く歩くように心がけています。

ソール全体

ソール全体のパターンがぼんやりしていたのが、くっきりと復活しました。レゴブロックのようなカチッとした感触があります。

つま先

つま先のソールがアイガメ(白っぽい部分)に喰いこむまで擦り減っていましたが、ソールの厚みが復活しました。アイガメの断面も真っ直ぐに復活しました。ソールの外周全体をすこし削って整えたのではないでしょうか。

かかと

かかとのパターンが消失していたのが復活しました。

コロニルのレザーワックスで濡れたような艶を出す

山幸のオリジナル軽登山靴とコロニルのレザーワックス

この靴を新調したとき同時購入したコロニルのナノクリーム(防水80%/保革20%)だけで手入れしてきました。

アルパインクルーザー2000のヌバックレザーにナノクリームを塗ってみたところ、あまり具合がよろしくありません。泥汚れを水洗いすると、白い成分が浮き上がり、流されてしまいます。どうもヌバックレザーに馴染みにくいようです。

コロニルのレザーワックス(防水50%/保革50%)を購入しました。

塗って、乾かし、ブラッシングしてみたら、別次元の艶が出たので驚きました。「濡れたような艶」という表現を使いたくなります。レザー内部によく浸透するらしく、いったん艶がなくなっても、ブラッシングすると、また艶が染み出してきます。

「ひょっとして、山幸のオリジナル軽登山靴にも効くんじゃなかろうか」

やってみたら、これまで見たことがない「濡れたような艶」が出ました。かくして、山幸の店主にお褒めいただいた次第です。

コロニルの皮革メンテナンス製品のなかでいちばんベーシックで安価な製品ですが、結局これが1本あれば皮革に栄養と防水性を与える役割を十分に果たしてくれます。

コメント

  1. […] ソースからの抜粋: … […]