撥水ダウンを自作する~リサーチ篇

たとえばパタゴニア製品のようなプラズマ処理なんて一般人にできるわけがありません。たんに市販の撥水剤で処理するだけですが、現在の撥水ダウンの状況や、洗濯の手順、撥水の手順など整理してみました。

撥水ダウンの潮流

日本で撥水ダウンを採用した製品が出回り始めたのは、2012年~2013年頃です。

メーカー毎の独自の名称や、紹介動画、記事をまとめてみました。

QUIX DOWN

東レインターナショナルが開発した超撥水のQUIX Downマーモットフォックスファイヤーが採用しています。

2018年現在、マーモットは「マーモット・ダウンディフェンダー」という独自処理したダウンに移行しています。

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Q.Shield Down

Q.Shield Downマウンテンハードウェアの製品で採用されています。

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Ultra Dry Down

Ultra Dry DownはHiker’s Depot(Highland Designs)やNANGAの製品で採用されています。

Hiker’s Depotさんの記事

  • Superlight UDD Jacket
  • DOWN BAG UDD
    国産シュラフ・メーカー『NANGA』と共同開発したウルトラドライダウンの特性や、ウルトラドライダウンを搭載した製品の開発秘話など書かれています。

「バックカントリー穂高」さんによる紹介動画

オンラインショップの「シュラフ」ページにはNANGAのウルトラドライダウン製品だけが掲載されています。

HydroDown

HydroDownはバーグハウスの製品で採用されています。

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エンカプシル・ダウン

エンカプシル・ダウンはパタゴニアの製品で採用されています。エンカプシル・ダウン・ビレイ・パーカは、1,000フィルパワーという飛び抜けたスペックと、84,000円という飛び抜けた価格で注目されましたが、公式オンラインショップには現在見当たりません。後続の製品は出るのでしょうか。

「雨にも負けないダウン」

ユニクロのシームレスダウン。羽毛を撥水処理し、縫い目を溶着処理するのはアウトドアブランドのトレンドそのままです。シームレスダウンパーカは、マウンテンハードウェアの「ストレッチダウンプラスフーデッドジャケット」と比較すると半分の価格です。ユニクロがアウトドア業界の一部から脅威とみなされる理由がわかります。

洗濯篇」「撥水篇」に続きます。

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