登山で便利、軽量コンパクトな粉末みそ汁

1980年代、粉末みそ汁一択

北アルプスの稜線を行進するキスリング部隊

1980年代、ワンダーフォーゲル部の個人山行で食糧計画にみそ汁を加えるなら、粉末みそ汁一択でした。個別包装の生みそタイプがいつ頃から出回り始めたか不明ですが、店頭で見かけた記憶がありません。ましてや固形のポーションタイプは、もしあったとしても価格が高めなので選択肢に入りませんでした。

最近では大きめのスーパーでも粉末みそ汁を見かけることは少なく、置いてあったとしても1〜2種類です。石井スポーツやモンベルストアには置かれていないので、平成生まれの登山者は粉末みそ汁を知らないかもしれません。

いくつかスーパーを回ってみたところ、永谷園の「あさげ」をいちばんよく見かけます。「ひるげ」や「ゆうげ」も商品展開されていますがなぜか見かけません。朝の忙しい時間にみそ汁を飲みたいときには「あさげ」を、夜は普通に生みそを利用する消費者が多いということでしょうか。

開封の儀

パッケージ

 

個別包装のパッケージ

 

粉末みそ汁はこんな感じ

粉末みそ汁の中身

粉末みそ汁の中身はこれだけです。

お湯を注ぐと、ワカメや麩が吸水してブワーッとひろがる

お湯を注ぐと、ワカメや麩が給水してブワーッと広がる

お湯を注ぐと、ワカメや麩が給水してブワーッと広がります。

味は濃い目

ふだん生みそタイプをよく利用しますが、同じくらいのお湯の量で作ると、辛めで出汁の味を強く感じます。お湯を多めに注ぐとちょうど良かったです。

粉末みそ汁のメリット

軽い

 

生みそタイプの一食分が約22g、粉末タイプの一食分が約11gです。半分の重量です。

賞味期限が長い

正確な製造年月日は不明ですが、同時期に買った商品だと、生みそタイプが半年くらい、粉末タイプが一年くらいです。約2倍の賞味期限です。

ゴミが少なく清潔

  • 一食分のパッケージは一つなのでわかりやすい。
    味噌と具のどちらかが行方不明になってペアが不揃いになることはありません。
  • 生みそタイプのような液だれがありません。
    減塩のために小分けして使いたければ個別包装の端を折って保管するだけです。
  • ゴミの圧縮袋として利用できます。
    個別包装のパッケージにはほどよい奥行きとコシがあり、ティッシュのゴミなどをぎゅう詰めにしてゴミの嵩を圧縮するのに向いています。

デメリット

味は生みそにかなわない

やはり生みそタイプのほうが本来の風味に近いです。

やや割高

永谷園の「あさげ」を小売りの定価ベースで比較すると、生みそタイプが一食分で30円、粉末タイプが一食分で36.6円くらいです。

粉末みそ汁のバリエーション

永谷園 らくらくみそ汁

永谷園 あさげ・ひるげ・ゆうげ おみそ汁アソートBOX(粉末タイプ) 30食入

マルコメ 料亭の味 フリーズドライ 顆粒みそ 200g缶×6個入

顆粒タイプなので注ぎやすい。化学調味料を使用していません。

マルコメ オーガニックみそパウダー 野菜だし 200g

有機味噌を粉末化したオーガニックのみそパウダー。有機JASマーク認証を取得。自分で具材を調整したい人向けです。

永谷園 業務用 みそ汁の具

粉末味噌だけの製品と組み合わて使います。

まとめ

ン十年ぶりに粉末みそ汁を飲んでみました。

懐かしさと共に、その利便性を再確認しました。今後、登山の食糧計画に加えたいと思います。

隠れた粉末みそ汁
一部のファミレスや牛丼屋では粉末みそ汁を利用しているようです。ン十年ぶりに飲んだと言いながら、知らず知らずのうちに飲んでいた可能性が高いです。
登山用品

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